弟のように思っていたのに押し_倒されるとか聞いてない【冨岡義勇】

聞いてない聞いてない ページ10

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「私が奢ってあげよう」

「いいんですか！じゃあ団子とわらび餅とおはぎと餡蜜と……」

「ちょっと待て我妻隊士」









結局それぞれ1品ずつ頼んだ。









「ところで、Aさんから困惑の匂いがするんですけど、何かありました？」

「あーーーー、うん」









そうだ、この子鼻がよかったね。









「俺も思った」









君も耳が良かったね。









まあ、そんな子達に嘘をついても仕方が無いので全ての成り行きを説明した。




そして思うのだがやはりこの子達とも10歳ほど
歳の差があるのだが


そんな
年下の子に恋愛相談をする私ってどうなんだ
(デジャヴ)









「冨岡の野郎！！俺のAさんを！！」

「お前のじゃないけんどな」









フゥ……
と一息ついてお茶を啜る。









「Aさんは義勇さんと恋仲になろうとは思わないんですか？」

「ぶふっ」









炭治郎くんの爆弾発言により、
私の口の中に存在していた緑の液体が
空中に飛び出した。







伊之助くんが汚ぇ……なんて言っているが今はそんなことを気にしている余裕はない


口元を拭い、すみません、と謝る炭治郎くんに
片手をあげて




“大丈夫”という意を示す。









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