検索窓
今日:10 hit、昨日:23 hit、合計:26,669 hit

29 ページ30

*


手の中にある白い金庫が、一瞬にして真っ赤に染まった。


私の眼前にある壁と床も真っ赤に染まった。

噴出した何かがべったりと張り付いたのだ。


血だ。

私の血だ。


胸元を見ると同時に、もう一度、胸から血が噴き出した。


背中から入って、胸を貫通。


背後を振り返ると、窓が割れ落ちるところだった。


窓の向こう、遥かに離れた楼閣の一室で、何かが__狙撃銃の照準装置のようなもの__が陽光を反射してきらりと輝いた。


私は脇の拳銃に手を伸ばそうとしたが、その腕を高速飛来する弾丸に吹き飛ばされ、血の霧を撒き散らしながらその場で半回転した。


喉元までせり上がってくる鮮血の味を感じながら、私はねじられるように倒れた。

視界が暗転する。


*


そこで映像が終わった。


*

30→←28


ラッキーアイテム

包帯

ラッキーキャラ

織田作之助


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミュウ=ムー(プロフ) - 教えてくださり、ありがとうございます。 (2018年9月20日 19時) (レス) id: 1429768fb6 (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - オリジナルフラグははずさないといけませんよ。違反行為なので (2018年9月20日 19時) (レス) id: 8d50bc542b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:皇帝ペンギンM← | 作成日時:2018年9月19日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。