サムさん！ ページ12
「Hey!!子鬼ちゃん♪ご機嫌いかが？」
『うわｌ！白と黒の顔！面白い！』
「ちょ、ピース…！」
購買部に着くや否や、テンション高めの声で話しかけてきたのは
黒い肌に白いペイントをしたお兄さんだった。
なんか…雰囲気が独特だなぁ…
ピースは思わず思ったことをそのまま言っちゃって、僕は慌てて抱き上げた。
「HAHAHA!!これはこれは…ここへ来るのは初めてかな？」
「サムさん、彼らが入学式の日にお話ししていたストロンボリくんです。」
「Ah〜HA!そうなんだね☆初めまして子鬼ちゃんたち。
俺はここ、Mr.Sのミステリーショップのオーナー、サムだよ。
…それで？何をお求めかな？」
『たべもの！』
「ピース、範囲が広すぎるよ…」
「OKOK、このあたりかな？」
サムさんはずらりと品物を並べてくれた。
お菓子、パン、袋に入った何か…見ただけだと何なのか、よくわからないや…
『A、何が食べたいの？』
「おやぁ？小さな子鬼ちゃんは食べないのかい？」
『は？だってピース、人形だもん。』
「Oh〜ごめんよ、俺らと同じように普通に会話できるから、ついつい…失礼したね。」
『別にいけどさ〜』
「…えーと…お腹ペコペコだから…お腹にたまるものが欲しいな…」
「In stock now!!そういうと思って、こちらをご用意しておいたよ。」
「これは…？」
細長い袋に入った何かを差し出したサムさん。
なんだろ、これ…
「…棒菓子ですか？…サムさん、彼は空腹だと言っていたではないですか。
何故これを？」
「聞くところによると君、今はハーツラビュル寮にいるんだろう？」
「あ、はい…」
「あそこの寮長はルールに厳しい。今お腹いっぱい食べてしまったら夕食が食べられなくて
寮長の機嫌を損ねるかもしれないだろ？なら、
今はひとまず虫抑え程度にしておいた方が賢明だと思ってね☆」
「す、すごい…サムさんってなんでも知ってるんですね…！」
『すごいぞサムさん！』
「HAHAHA☆ありがとうね！」
「…ゴホン、では、そちらをいただきましょう。代金は私が払います。」
「センキュー学園長。君たちにも幸運あれ☆」
「ありがとうございます。」
『バイバイ、サムさん！』
サムさん…良い人だ！
学園長に買ってもらった棒菓子？っていうのを大切に両手で持ちながら
僕らは手を振って購買部を後にした。
終わり
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波 - お役に立てたなら何よりです。 (2021年10月16日 15時) (
レス) @page12 id: 327ec759e9 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 波さん» 波さん！コメントありがとうございます！そして誤変換報告マジでありがとうございます！！たまに読み返して確認はしてたのですが…見落としてました！助かります！ (2021年9月20日 13時) (レス) id: c15bb0fb59 (このIDを非表示/違反報告)
波 - わざとでしたらすいません (2021年9月19日 19時) (レス) id: 327ec759e9 (このIDを非表示/違反報告)
波 - いつも読ませて頂いています。その,,,買ってもらったのところが勝ってもらったになってます。わざとでしたらところが (2021年9月19日 19時) (レス) id: 327ec759e9 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - るぅせくんさん» るぅせくんさん！コメントありがとうございます！ふはぁ！いやホンマにありがとうございます(T△T)！あっぷあっぷしながら書いてるのでその一言で頑張れます…！執筆頑張りますです！！！ (2021年8月5日 16時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年7月8日 16時
