序章46 ページ47
「ここもゴーストがうろうろしてんのかよ!」
走って逃げているうちに、またゴーストのたまり場にぶつかってしまったらしい…
「…そんな、ゴーストはすべて消し去ったはず…」
「え…?」
ベリアル先輩が小声で何か言っている。ユウは反応しているが、
もしまたゴーストがうようよしているのなら今は気にしていられない…!
「いちいち構ってたらキリが無い。先を急ぐぞ。」
「偉そうに命令しないでほしーんだけど。」
音が聞こえたほうとは別方向に歩き出すと、エースが突っかかってきた。
「大体お前があんな馬鹿な真似しなきゃこんなことになんなかったのに。」
「はぁ?元はといえば、お前が掃除をさぼったのが原因だろう!」
「それを言ったら、最初にハートの女王の像を燃やしたのはそこの毛玉だぜ。」
俺たちの視線は自然とグリムへ。
「ふな゛っ!オマエがおれ様をバカにしたから悪いんだゾ!」
「はっ!本当のこと言って何が悪いんだよ。」
「ふな゛〜〜〜〜!!」
エースとグリムがまた一戦交えそうになる。
…ああ、イライラする…!!!
「お前たち!今の状況がわかってるのか?朝までに魔法石を持って帰れなければ僕たちは退学なんだぞ!」
「だ〜から、さっきからいちいち仕切んなよ、ムカつくなあ!!」
その時
「……ォォォ…」
明らかに風の音じゃない何かが聞こえた。
騒いでいたエース、グリム、僕も動きを止める。
「……今、人の声が聞こえたような。」
冷静なユウの声に、いやな汗が伝う。
「……さぬ……うぅ……ぬ……」
「!!」
「こ、この声……は?」
何とか絞り出せた自分の声が震えている。
「い……し……ウゥウウ……オデノモノ……」
「なんか……だんだん近づいて……」
エースの声にも力がない。
声と、足音が近づいてくる。
そろりそろりと音のほうへ顔を向けると……
「イジハ…………オデノモノダアアアアアオオオオオオ!!!!」
「で、出たああああああ!!!」
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リゼ - 白樺葵さん» 学園内の身長のトップはツノ太郎では、、、 (2022年6月23日 14時) (レス) @page32 id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 星猫さん» >星猫さん こんにちわ!知っているレベルで言えば「僕のヒーローアカデミア」「BEASTARS」「怪物事変」「文豪ストレイドッグス」…と、このあたりでしょうか?総じて異能力バトルや、妖怪が出てくるお話が好きです(^^) (2021年3月4日 17時) (レス) id: 62e8178f4a (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月4日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白樺葵 | 作成日時:2020年11月9日 22時