序章４５ ページ46
(→sideデュース)
後ろから追いかけてきていたゴーストたちの胸糞悪い笑い声が、テレビの電源を切ったかのように
プツンと聞こえなくなった。
何事かと思って振り返ったら、あれだけいたゴーストたちが跡形もなく消えていた。
ギャーギャー騒いでいたグリムも、半泣き状態だった魔法が使えない新入生…ユウも、茫然としている。
その目線の先には……
「…ベリアル、先輩？」
暗い坑道の中でもその白さは目立つ。まるで先輩の周りだけぼんやりと光っているようだ。
俺の声が聞こえたのか、先輩はゆっくりこちらに振り返った。
「…ちょっと、やりすぎちゃったかも、です…」
「はい？」
何をどうやりすぎちゃったのかわからないけど、とりあえず脅威は去ったようだ…。
「先輩、すみません…僕たちが情けないばかりに…」
「ホントそれな。お前の魔法ショボすぎだろ。」
「お前こそ僕のこと言えるレベルか！？」
ったくこいつは…俺は先輩に謝ってるんだってのに…！！
「…とはいえ、何とか撒けたな…」
「撒けたっつーか…いなくなったんだけどな、ゴースト。」
「オマエ、いったい何したんだゾ？」
「…何って、魔法を使っただけです。」
「何のですか？ボク全然わからなかったんですけど…」
ひとまずここらは安全のようだし、みんなベリアル先輩の近くに集まってきた。
ベリアル先輩…何を使ったんだろう…？
逃げるのに必死で先輩が何をしたのか全然見えても聞こえてもいなかった…
でも、あれだけの数を一掃できたって、かなりの大がかりな魔法を使ったんじゃ…
「…私の事より、皆さんにはやるべきことがあるのでは？」
先輩は誰とも目を合わせず、小さな声で言った。
…なんだろう、少し辛そうな感じだけど…
「先輩、大丈…」
「しっ！」
ベリアル先輩に手を差し伸べようとしたところで、またエースが邪魔をしてきた。
イラっと来て「なんだよ」と言おうとすると…
ガサッ
「いっ今何か物音がしなかったか？」
毛を逆立ててグリムが反応した。僕にも聞こえた。
「向こうに何かいる…！」
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リゼ - 白樺葵さん» 学園内の身長のトップはツノ太郎では、、、 (2022年6月23日 14時) (
レス) @page32 id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 星猫さん» ＞星猫さん こんにちわ！知っているレベルで言えば「僕のヒーローアカデミア」「BEASTARS」「怪物事変」「文豪ストレイドッグス」…と、このあたりでしょうか？総じて異能力バトルや、妖怪が出てくるお話が好きです(＾＾) (2021年3月4日 17時) (レス) id: 62e8178f4a (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月4日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2020年11月9日 22時
