愛唄65 ページ5
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−Aside−
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―トキヤ君...
トキヤ君が私の手を強く握る。
その肩は、微かだけど震えていた。
泣くのを、我慢しているのかな。
ごめんなさい、トキヤ君。
悲しい思いをさせて...
でも、私は...
私はトキヤ君の手から自分の手を離し、彼の顔をこちらに向かせた。
ト「A...?」
あ「トキヤ君、笑って...私は、トキヤ君の笑顔が好きだから。」
ト「っ...」
私がそう声をかけると、トキヤ君の目から涙が零れ落ちる。
トキヤ君は一度下を向くも、顔を上げ私を見つめる。
その時の顔は...涙を流していてもトキヤ君のいつもの笑顔だった。
あ「そう、そんな風に笑顔でいて。」
私はゆっくりと上体を起こし、トキヤ君を包み込むように抱きしめた。
ト「A...」
あ「好き、大好き...愛してる。」
ト「...ええ、分かっていますよ。」
トキヤ君は私をそっと抱きしめ返し、私の顔を見つめた。
見つめ合い、そしてお互いにキスをする。
トキヤ君とのこの時間が、いつまでも続いてくれたらいいのにな。
...お願い、神様。
もう少しだけ私に、時間をください。
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紗也(#°v°#)(プロフ) - チョコさん» 最後までご覧いただきありがとうございました!凄くうれしいです ほかの作品でもぜひよろしくお願いいたします。 (2019年9月29日 9時) (レス) id: d5484eee06 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - 君への愛唄最後まで読ませていただきました!とっても感動しました。推しがトキヤなのもあると思いますが、最後の方は本当に涙が止まりませんでした。本当に最高の作品でした!これからも、応援してます!! (2019年9月29日 0時) (レス) id: ffd29b2558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗也 | 作成日時:2018年8月2日 21時