愛唄64 ページ4
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―あ「...」
私はAを部屋に連れて行き、ベッドに寝かせ薬を飲ませた。
薬を飲ませたら、Aはやっと落ち着いた。
寝息を立てて眠っている。
A...いつからあの症状が...
あ「...ん、トキヤ...君。」
ト「A...!大丈夫ですか...?」
あ「うん...薬飲んだら落ち着いた。ありがとう。
でも...とうとうトキヤ君に見られちゃったね。」
彼女はそう言い、苦笑いをする。
ト「いつから、血を吐くまで...」
あ「寮に帰ってきてから。それからたまに、咳き込んだ時に血まで吐くようになって。
ごめんなさい、黙っていて...」
ト「...一人で、背負わないでください。A。
苦しい時は、私がいる。だから...頼って。」
私は泣くのを堪えるように、Aに顔を見せないように、彼女の両手をぎゅっと握った。
神様、どうか、どうか...
Aを連れて行かないで。
お願いです。
もう少しだけ、もう少しだけAと二人の時間をください...
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紗也(#°v°#)(プロフ) - チョコさん» 最後までご覧いただきありがとうございました!凄くうれしいです ほかの作品でもぜひよろしくお願いいたします。 (2019年9月29日 9時) (レス) id: d5484eee06 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - 君への愛唄最後まで読ませていただきました!とっても感動しました。推しがトキヤなのもあると思いますが、最後の方は本当に涙が止まりませんでした。本当に最高の作品でした!これからも、応援してます!! (2019年9月29日 0時) (レス) id: ffd29b2558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗也 | 作成日時:2018年8月2日 21時