検索窓
今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:21,035 hit

愛唄64 ページ4








―あ「...」


私はAを部屋に連れて行き、ベッドに寝かせ薬を飲ませた。


薬を飲ませたら、Aはやっと落ち着いた。


寝息を立てて眠っている。


A...いつからあの症状が...


あ「...ん、トキヤ...君。」


ト「A...!大丈夫ですか...?」


あ「うん...薬飲んだら落ち着いた。ありがとう。
でも...とうとうトキヤ君に見られちゃったね。」


彼女はそう言い、苦笑いをする。


ト「いつから、血を吐くまで...」


あ「寮に帰ってきてから。それからたまに、咳き込んだ時に血まで吐くようになって。
ごめんなさい、黙っていて...」


ト「...一人で、背負わないでください。A。
苦しい時は、私がいる。だから...頼って。」


私は泣くのを堪えるように、Aに顔を見せないように、彼女の両手をぎゅっと握った。


神様、どうか、どうか...


Aを連れて行かないで。


お願いです。


もう少しだけ、もう少しだけAと二人の時間をください...







愛唄65→←愛唄63



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
124人がお気に入り
設定タグ:うたプリ , 一ノ瀬トキヤ , 紗也   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紗也(#°v°#)(プロフ) - チョコさん» 最後までご覧いただきありがとうございました!凄くうれしいです ほかの作品でもぜひよろしくお願いいたします。 (2019年9月29日 9時) (レス) id: d5484eee06 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - 君への愛唄最後まで読ませていただきました!とっても感動しました。推しがトキヤなのもあると思いますが、最後の方は本当に涙が止まりませんでした。本当に最高の作品でした!これからも、応援してます!! (2019年9月29日 0時) (レス) id: ffd29b2558 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紗也 | 作成日時:2018年8月2日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。