愛唄63 ページ3
・
・
−トキヤside−
・
・
―Aが退院してから1週間ほど経った日。
今日は寮のみんなが珍しく休みが揃ったということで、寮の大掃除をしていた。
翔「なんで休みの日に限って大掃除なんだよー!てか先輩たちは?」
那「先輩たちはお仕事があるそうで。僕たちだけで頑張りましょうよー!翔ちゃん♪」
音「年末年始忙しくて掃除できなかったから、すごい埃溜まってるねー。」
年末年始歌番組やバラエティに出演していた私たちは寮の掃除ができなかったため、想像以上に溜まっている埃をせっせと掃除をしていった。
ト「こちらの窓拭きは終わりました。A、そちらはどうですか?」
あ「...」
私がAを見ると、窓に雑巾を添えたまま止まっている。
ト「...?A、どうかされたんですか?」
あ「...っ、ゴホゴホ!!」
すると、Aは口に手を添えて咳き込み出した。
ト「A...!」
よろめくAに私は駆け寄り、彼女を支える。
ト「大丈夫ですか?しっかりしてください!」
あ「ゴホッ、ゴホッ...トキ...ゴホッゴホッ...!」
ピチャッ
ト「...!!」
私はその時、目を疑った。
だって、Aが目の前で血を吐いたのだから...
あ「はぁ...はぁ...___」
ト「A......!!!」
・
・
124人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗也(#°v°#)(プロフ) - チョコさん» 最後までご覧いただきありがとうございました!凄くうれしいです ほかの作品でもぜひよろしくお願いいたします。 (2019年9月29日 9時) (レス) id: d5484eee06 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - 君への愛唄最後まで読ませていただきました!とっても感動しました。推しがトキヤなのもあると思いますが、最後の方は本当に涙が止まりませんでした。本当に最高の作品でした!これからも、応援してます!! (2019年9月29日 0時) (レス) id: ffd29b2558 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紗也 | 作成日時:2018年8月2日 21時