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−ノボリside−
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―あ「＿＿＿ずっとずっと会いたかった。
私の大好きな初恋の...黒服の車掌さん。」
A様がとびきりの笑顔で、私をまっすぐ見つめてそうおっしゃった。
それを聞いた瞬間、私の目から涙が零れ落ちる。
＿＿＿気づいてくださった、私のことを。
それだけじゃない。
あの時の出来事を思い出として、宝石のように大事にしてくださっていたこと。
それが本当に嬉しくて...気持ちが溢れ出る。
A様も、目に溜めていた涙を静かに零す。
涙を零すその顔もとても綺麗で、私の胸がまた高鳴る。
ノ「っ...！」
―たまらなくぎゅっと、彼女を力強く抱きしめた。
ノ「A様...！！」
＿＿＿涙が止まらない、嬉しくて嬉しくて...どんどん溢れてくる。
溢れては零れ落ちる。
ノ「あなたはずっと、あの思い出を大事にしてくださっていたのですね...
私のことを...ずっと覚えていてくださったんですね。」
あ「うん...」
ノ「ずっと私を...想っていてくださったのですね...」
あ「うん...うん...そうですよ。
忘れたことなんてなかった。
一度もなかった...」
彼女は私の想いに応えるように、優しく抱きしめ返してくださった。
彼女の言葉が、本当に嬉しくてたまらない。
ノ「ありがとうございます、ありがとうございます...
私のことを忘れないでいてくれて...
ありがとうございます...!
A様、ありがとうございます...！」
あ「私も、私もありがとうございます...ノボリさん。
私のことを...覚えていてくれて。
私のことを、助けてくれて...
本当にありがとう...」
私たちは涙を流しながら、強く抱きしめ合った。
＿＿＿もう離さない、手放さない。
愛しいあなたを...もう二度と。
今度は必ず、伝えなければ...
私はA様を抱きしめる手を緩め、彼女を見つめた。
ノ「＿＿＿A様、お伝えしたいことがございます。」
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紗也(#°v°#)(プロフ) - こーんすたーちさん» コメントありがとうございます！最後まで読んでいただけて嬉しいです(*´∀｀*)お盆明け頃に番外編作成予定なのでぜひまた遊びに来てください♪ (2022年8月10日 23時) (
レス) @page31 id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
こーんすたーち(プロフ) - 完走おめでとうございます！数日前から追っていた者です。とっっても、とっっっっても素晴らしいお話をありがとうございます！！！ (2022年8月10日 19時) (レス) @page32 id: 681b311940 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也(#°v°#)
| 作成日時：2022年8月7日 19時
