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−Aside−
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―医務室近くへ来ると、憲兵たちが医務室へ入っていくのが見えた。
「＿＿きゃあ！！な、なんなんですか。あなた方は。」
「中央からの命令だ。一旦失礼するぞ。」
「ちょ、やめてください！大事な資料なんです！！」
後輩の声が聞こえてくる。
早く指示を出さないと。
―ガチャッ
「＿＿Aさん！いきなり憲兵が来て私たちの資料を...」
あ「＿＿みんな、落ち着いて。これは中央からの命令なの。
一旦、私たちの資料や薬草が全て回収される。」
「え！？どうして...」
あ「とりあえず、今は憲兵に従って。」
「＿＿調査が終わればちゃんと返すよ。ほら、お前ら。運ぶの手伝え。」
「はい！！」
そして憲兵たちが私たちの資料や薬草、器具などを運び出す。
あ「＿＿これはとても大事な器具なんです。丁寧に運んでください。
あとその薬草も貴重なものです。丁寧にお願いします。」
私は憲兵一人一人に指示をする。
後輩たちは憲兵の命令が不服なのか、荷物が運ばれていく様子をただ静かに眺めていた。
―「＿＿これで荷物は全部か？」
あ「はい、もうこれで全部です。」
「よし、じゃあお前ら行くぞ。」
「はい！」
―バタン
そして憲兵たちは出ていった。
「＿＿やっと行ってくれた。」
「でも、どうしていきなり調査兵団の調査を...」
「荷物全部持って行かれて...薬の調合とか研究も当分できませんね。」
後輩たちは落ち込んだように席に座り込む。
あ「＿＿みんな、元気を出して。必ず荷物は返ってくるよ。
薬草園は取り上げられなかったんだし。できることはまだあるよ。」
「Aさん...」
「そう、ですよね...うん！こういう時こそプラスに考えないと。」
「器具や資料がなくても、できることはある！」
「私、薬草園でたくさん調べます！」
後輩たちは笑顔になり、やる気を出してくれた。
本当にみんな、成長したな。
あ「＿＿あ、私紅茶を淹れてくる。まだナイルさんがいるの。」
「え、あんな人にお茶淹れるのは勿体無いですよ。」
あ「ナイルさんはああ見えてそんなに悪い人じゃないよ。
じゃあ...行ってくる。」
私は医務室を出た。
あ「＿＿。」
でも、どうしてエレンとヒストリアを引き渡せなんて...
＿＿。
中央憲兵、一体何を考えてるんだろう。
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紗也(プロフ) - 明日さん» いつも本当にありがとうございます！これからも頑張ります♪ (2018年11月9日 16時) (
レス) id: b1705a050e (このIDを非表示/違反報告)
明日 - これからも応援してます!! (2018年11月5日 15時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
明日 - 続編おめでとうございます! (2018年11月5日 15時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也
| 作成日時：2018年11月5日 10時
