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た、助かった!
と思いきや。
「最寄り同じだったよな?家まで送るから、もう少し話そう」
そうだ。彼は一度私の家に来たことがある。
逃げ場がない。
いやでも、急に襲ったりはしなさそうだし、これから会う予定もないし・・・。
とりあえず、上手く切り抜けよう。今日だけだ。
「今付き合ってる奴ってどんなの?」
「・・・」
「俺よりいいの?」
「・・・うん」
「どの辺が?」
「全部。」
出来るだけ会話の続かないように返事をするも、洋介は会話を途切れさせまいと無理やり話を続ける。
正直鬱陶しいが、駅から家までの時間だけだ。
我慢しよう。
そうこうしているうちに、私の家の前に着いた。
「じゃあな、A。またすぐ連絡するから」
「洋介のことはブロックしてるから連絡来ても返せないと思うけど。」
「そう言わずにさ、一回でいいから!」
「しつこいな、早く新しい人見つけてよ」
キリがないと判断した私は、洋介を無視して家に入ることにする。
背を向けて一歩踏み出した、その時。
「待てって・・・」
洋介が、後ろから私を抱き締めた。
抱き締められているのに、入野さんの匂いじゃない。
気持ち悪くて、引き剥がそうと必死に藻掻く。
「離して!もういいでしょ!?」
「嫌だ」
「お願いだから、ねえ・・・!」
目には涙が溜まる。
いや、いやだ。気持ち悪い。
入野さんじゃないと、触れて欲しくないのに・・・。
「わかった」
徐に、洋介は私の体を放した。
そして微笑んで、ゆっくり口を開く。
「キス、させてよ」
「そうしたら諦めるって約束する」
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真桜(プロフ) - 莉兎さん» いえ…!!ラジオは入野さんの素が出ますもんね笑 入野自由cv.入野自由って結構きます笑 毎回読む度に心拍数が凄くて…笑 本当に大好きでお気に入りの作品です!!勿論です!応援してます! (2019年6月2日 21時) (レス) id: 18be0f9570 (このIDを非表示/違反報告)
莉兎(プロフ) - 真桜さん» コメントありがとうございます。実はそれを1番意識して書いているのでそう言って頂けてとても嬉しいです…!ラジオの聞きすぎでしょうか、脳内で自動再生されたCV入野自由を頼りに執筆しております(笑)これからもご愛読、ならびに応援よろしくお願い致します!! (2019年5月26日 20時) (レス) id: ba3d0050a9 (このIDを非表示/違反報告)
真桜(プロフ) - いつも楽しく拝見させて頂いてます…!!私の勝手な偏見なんですけど、入野さんこういう口調っぽそうだなーとか、こういう行動しそうだなーって思って本当に凄いなぁって思います!毎日更新楽しみにしてて…お受験でお忙しいと思いますが、受験合格応援してます! (2019年5月26日 20時) (レス) id: 18be0f9570 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 莉兎さん» ありがとうございます。いつか機会があればお願いします。 (2019年5月26日 17時) (レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
莉兎(プロフ) - りささん» 謝ることないですよ(・・;)お気になさらないでください、、! (2019年5月26日 16時) (レス) id: ba3d0050a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉兎 | 作成日時:2019年4月22日 0時