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※会話文多め
.




『……マスターが消えた?』



話があると言言われたので、乱数の部屋に来た私。
その口からは、耳を疑うような言葉ばかりを並べられた。


乱数「そう、研究所から消えたって、さっき奴らから連絡が来た」

『…でも、前にマスターは研究所が変わったって』

乱数「……そう、だから聞いてみた。
そしたら、指示なんてしてないって」




先日から、私の研究は埼玉で行われていた。
けれど、その報告はしていない……



『…てことは、』

乱数「おそらく無断で……しかも、姉妹たちも連れて」

『なら、今私がされてる研究って』

乱数「……独断行動」




今、私の体に流れている血に嫌悪感を感じた。


乱数「…ねぇ、最近実験内容に疑問を抱いたりとか、何か変に感じたりしたことはない?」

『………変に………………あっ』




私はひとつ、あることに気がついた。





乱数「……どうしたの?」


『……ねぇ、なんで私に、姉妹の記憶があるのかな?』

乱数「…えっ?」






そう、そうなのだ。


私は乱数に出会った頃は、姉妹の記憶はなかった。

……1度消された?




でも、今は何故か覚えているのだ。

…覚えてる?



『……ッ!!……七魅と睦美だ!!』

乱数「…!?…どーゆー事?」

『…私、忘れてた。私は1回、姉妹達との記憶を全部消された』

乱数「…?でも今、」

『だから、マスターはもう一度私に姉妹の記憶を植え付けた!!
何でかも今理解した!!


私の感情を、"魅奈"に戻したかったんだよ!!』


乱数「…戻したかったって??」




_




___






_____



乱数「……つまり、Aは感情を元々持っていたけど、僕との関係を白紙の状態で始める必要があったから一度リセットした……

だから、一度姉妹の記憶も消した…


でも、ある理由で、東雲はAから姉妹の記憶を戻さなきゃ行けない状態にあるってこと?」


『そう』

乱数「でも、その理由って?」

『……マスターは、前に私に言った。

かなり初期の実験の時だけど、乱数のことを聞いたことがあるの』

乱数「僕のこと?」


『……感情を、持ってはいけない理由。
最初は逆らうからなのかと思ったけど違った。
私たちをモノとして扱うヤツらの目的を聞いた時、こう言ったの。

"言えない、言えば私達が消されてしまう"って


それにこうも言ってた。"処分されないだけまだマシだ"って』

乱数「それって…!!」




『…恐らく、姉妹を処分する事に繋がってる』

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さくら海(プロフ) - みんさん» ありがとうございます!!!頑張ります!!! (2020年5月31日 11時) (レス) id: eba3e9a097 (このIDを非表示/違反報告)
みん - んぁぁぁぁぁぁぁぁめっちゃいい話!!感動しちゃいますぅ……更新楽しみにしてます!!!頑張ってください(*´∀`*) (2020年5月16日 2時) (レス) id: a7a20ec0a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら海 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sakuraitkn1/  
作成日時:2020年3月2日 12時

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