思い23 / 過去1 ページ24
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「私が中1のときまで私とわかばは仲が良かったんだ。
実は小学生の頃から野球をやっててね、中学でもやってたの。
私の野球の試合がある度にわかばは試合を見に来てくれた。
けどある日、母と私の2人で出掛けたの。
その帰り道、車が私の方にものすごいスピードで向かって来たんだ。
私は怖くて足が動かなかった。動かそうとしても生まれたての小鹿みたいにただただ震えていただけだったから。
私はもう終わった…と思いぎゅっと目をつむった。
すると誰かが私を押して、後ろの方でとてつもない音が響いた。
後ろを見ると、前がつぶれた車に血まみれの人が倒れていたんだ。
__その人が母だって気づくのに時間なんてかからなかった。
ただ、母だって思いたくなかった。きっと私の見間違えなんじゃないかって。
でも母のお葬式が終わって母はこの世からいなくなっちゃったんだって思い知らされたよ。
すると我慢していたのか涙が溢れた。
滝のように出てきて、止まることを知らないかのように私はずっと泣いた。
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カナデ(プロフ) - ゆりなさん» コメントありがとうございます!! そう言って頂けて嬉しいです! これからも頑張ります! レスつけるの忘れてました。すみません。 (2016年8月26日 0時) (レス) id: b8ffcc798d (このIDを非表示/違反報告)
ゆりな(プロフ) - コメント失礼します!すごく面白いです!ちょっと、切ない感じもしますけど...更新楽しみにしてます!無理なく頑張ってください! (2016年8月25日 19時) (レス) id: b9971178ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナデ | 作成日時:2016年4月5日 19時