思い20 ページ21
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「いってきまーす…」
そう言って家の鍵を閉める。
「ふぅ…」
息を吐いて気持ちを落ち着かせた。
朝起きた時、いつも吐き気がする。
しんどい。つらい。
正直言うと、精神的に結構来てる。
それでもあんな人達に負けたくない。
わかばに負けたくないから、私は学校に行く。
だって、休んだら逃げたと思われるのが嫌だし。
だから私はもう逃げない。
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教室に入るといつものように私に視線を向けられる。
机の中を見ると、一枚の便箋が入っていた。
まさかわかばからの呼び出し…?
倉持くんの会話聞いてた…とか……?
私はドキドキしながら便箋を開けた。
昼休み屋上に来てくんね?
言いたいことがあるんだ。
と、綺麗な字でそう書かれていた。
こんな言葉書くってことは女の子じゃないってことだよね?
じゃあ、わかばが書いた確率はほぼ無い?
そう思うとほっとしてバッグにしまった。
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カナデ(プロフ) - ゆりなさん» コメントありがとうございます!! そう言って頂けて嬉しいです! これからも頑張ります! レスつけるの忘れてました。すみません。 (2016年8月26日 0時) (レス) id: b8ffcc798d (このIDを非表示/違反報告)
ゆりな(プロフ) - コメント失礼します!すごく面白いです!ちょっと、切ない感じもしますけど...更新楽しみにしてます!無理なく頑張ってください! (2016年8月25日 19時) (レス) id: b9971178ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナデ | 作成日時:2016年4月5日 19時