お隣さんは女たらし【羽宮一虎】 (ページ7)

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俺のためにページ7

一虎「なあー、なんで引っ越したのー？」

A「会社の指定のマンションが変わったから。」

一虎「そんなのさー、俺と一緒に住めばよかったんじゃね？」

A「だからわたしは羽宮さんと付き合ってない。」

買い物も終わり、ショッピングモールの駐車場に向かいながら、わたしは羽宮さんに質問攻めにあう。

一虎「じゃあ、今日から付き合お？」

A「なんで。」

一虎「俺の大事な初めてを奪った責任取って？」

自分の車に戻り、運転席に座り、シートベルトをつけるときに気がついた。

A「なんで乗ってんの？」

一虎「一緒に帰るから♡」

なぜか羽宮さんはわたしの車の助手席に座ってシートベルトをつけていた。

A「・・・二人と一緒に帰らなくていいの？」

一虎「Aと一緒に帰るって千冬にラインしといた。」

そういって千冬くんとのやり取りの画面を見せられた。

千冬くんの返事はOKのスタンプ。

おい、お前らふざけるなよ。

このまま降りるように促してもきっと降りないだろう。

わたしはそのまま車を出発させた。

一虎「なあー、今日の晩ご飯なに？」

A「お弁当を買う予定です。」

一虎「えーたまには作ってよ？」

A「・・・わたし料理苦手なので。」

この男は私の家で晩御飯まで食べるつもりなのか？

一虎「じゃあ、俺のために練習してよー」

彼お得意の甘えた声でわたしにそういう。

A「絶対に嫌。一人分作るのって大変だし面倒。」

一虎「だからー俺がいるじゃん♡」

・・・本当になぜ付き纏われてるか全くわからない。