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俺のってシルシ ページ15

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あとちょっとで触れそうな唇。




一虎「ねえ、あとちょっとで触れちゃうね。」

A「・・・うん。」




そう言って、頭を押さえている反対の手でわたしの頬を撫でる。




一虎「それで。答えは?」

A「答えは・・・」

一虎「うん。」

A「羽宮さんがわたしのものになったら、わたしも羽宮さんのものになってあげる。」

一虎「・・・へ?」



キョトン顔の羽宮さん。



そりゃそうだよね。
わたし自身も何言ってるんだろうと思った。


でも、わたしも羽宮さんのこと独り占めしたいみたい。



一虎「うん。いいよ。」




そのまま羽宮さんの唇がわたしの唇に触れた。




一虎「じゃあ、今日から俺のもんね。」



そういって羽宮さんはわたしの首元に顔を近づけた。




A「ッイタ!」




そう声をあげ、同時に走った首元の痛み。




一虎「俺のってシルシつけちゃったー♡Aもここにつけて?」




そう言って刺青が入っていない方の首筋を指さす。



A「うん。わかった。」




わたしはそのまま羽宮さんの首元に噛みついた。




顔を話すとそこには紅いシルシがついていた。




一虎「やったー!!やっと俺のになってくれたー!!」



わたしをぎゅっと抱きしめる羽宮さん。



A「うぅ、苦しい・・・」

一虎「今日はすっぽかした罰としていっぱいいじめるからね?」

A「え、いや、それはちょっと・・・」

一虎「もうおそーい!!!」



そう言ってソファーから立ち上がり、わたしのことも立ち上がらせた。
そして、後ろからがっつりホールドされ、ベッドへ連れて行かれる。

そのままふかふかのベッドにダイブするわたしたち。



一虎「俺の初めて奪われた日からずっとやってないんだよね。」

A「また語弊のある言い方を・・・」



するりと羽宮さんに組み敷かれたわたし。



一虎「だから、今日は思いっきり味合わせてね?」



わたしの服の中にスルスルと入っていく手。



A「あの・・・羽宮さん?」

一虎「名前で呼んで?」

A「・・・一虎くん。」

一虎「よくできました。」




パチンっという音と一緒に、一虎くんの唇がわたしの口を塞いだ。











・・・そのあとのことは皆様のご想像にお任せします。





-終わり-

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作者名:りこ | 作成日時:2021年8月27日 1時

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