狐、オメガです【呪術廻戦】

Ωの狐が24匹 ページ27

制服を脱いでラフなパーカーに着替える
さすがに和服は目立つので控えよう
動きやすさ重視で服を選ぶ



五「もっとオシャレすればいいのに」


『それ考えると女の姿になるからダメ』


ただでさえΩで目付けられやすいのに女の姿なんて絶対何かされる
自意識過剰とかじゃなくて、Ωというだけで本当にそれが起こるんだから恐ろしい


『オシャレはまたの機会ね』


そう言ってイタズラっぽく笑ってみる
なぜか悟は目を逸らした


『悟、そろそろ3人帰ってくるよね。待ち合わせ場所行くよ』


五「はいはい」


部屋を出て待ち合わせ場所へ向かう
と、言っても男子寮の前なんだけど


_________________
『お、棘せんぱーい』


先に着いていた棘先輩を呼び手を振る
しまった、若干格好が被った
若干オーバーサイズのパーカーを着る棘先輩はこちらを見て微笑む


狗「高菜、こんぶー」


『あ、3人さっき帰ってきたんですね、タイミングばっちりで良かった』



それならすぐに揃いそうだ
こんな大人数で出掛けるのなんて初めてだから柄にも無く少しワクワクしている


『ってか、五条せんせ、目隠し取ると女の人寄ってきて大変なことになるんじゃないの…』



悟はいつもの目隠しではなくサングラス
絶対Ωの女寄ってくる…なんなら男も…
多分分かってて取ってるんだろうけど


五「だってオフだし、ちゃんとAのチョーカー選びたいし」


『それは嬉しいけど…寄ってきたΩが俺に対して嫉妬するから怖いんだよ』



女の嫉妬はホントに怖い
絶対にその対象になりたくない
そんな事を思っていると虎杖と伏黒が合流する


虎「急いできたつもりだけど、大丈夫そ？」


『うん、そんなに待ってないよ』


狗「しゃけしゃけ」


さて、残るは女性勢だが
まぁ、女性の準備には時間がかかるものだ気長に待とう


伏「A、そのチョーカーどうしたんだ？」


『あ、これ五条せんせから一旦付けとくように言われたやつ。さすがにうなじ出しとくのはマズイから』


五「って言ってもそんなに頑丈じゃないから、ほぼ見た目だけ」



無いよりマシ、ぐらいらしいが
気持ち的にはだいぶマシだ
数分駄弁っていると真希先輩と釘崎がやって来るのが見える


真「悪い、待たせたか？」


狗「おかかー」


これで全員揃った
俺の用事なのにこんなに大勢で選んでくれると考えると、なんだか嬉しくなる


五「よし、行こうか」


_________________
虎「A、なんで顔隠してんの」

『なんか、嬉しくて…』

Ωの狐が25匹→←Ωの狐が23匹

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す