Ωの狐が23匹 ページ26
『お、いたいた』
しばらく廊下を歩いていると棘先輩とパンダ先輩が見える
後ろから呼ぶとこちらを見て何やら驚いた表情
パ「A、お前チョーカーどうしたんだ?盗られたか?」
狗「しゃけ!」
あぁ、なるほど
チョーカーがなくて包帯巻いてることに驚いてたのか
『あー…チョーカー、うなじの部分が壊れてきてて』
パ「あー…(察し)、…お前も大変だな」
パンダ先輩は何かを察して俺の肩にポン、と手を置く
元よりなぜチョーカーが壊れるのか、パンダはそれを察したらしい
狗「高菜ぁ…」
『あ、大丈夫ですよ。今日買いに行くので、それに付き合ってくれないか相談しにきたんです』
申し訳なさそうにする棘先輩の頭を撫でる
そう、棘先輩だけではないが俺と体を重ねたαの人間
その人達がチョーカーが壊れた原因だ
行為中、フェロモンにあてられ
本能でうなじを噛もうとするが、チョーカーに守られているため必然的にチョーカーが噛まれることになる
それを繰り返し、チョーカーが壊れるということだ
『そんな顔するなら、お買い物付き合ってください、ね?』
狗「しゃけー…」
パ「お熱いところ悪いが、俺は行けないからな」
『え』
パ「街中だろ?流石に目立つし、知らない人間そんな好きじゃないし」
た、確かに…
呪いの存在を知らない人間にパンダ先輩を見せてもある程度は着ぐるみと説明できるけど…さすがに場所が適切じゃない
『分かりました…一緒に行きたかったけど、我慢します』
パ「おーおー、ありがとな」
パンダ先輩の大きな手が俺の頭を撫でる
これ癖になりそう…
『よし、じゃあ午後から行くのでお願いしますねー』
棘先輩とパンダ先輩に手を振り
出かける準備を始める
部屋に戻ると、そこには悟がいた
『…理由を聞こうか』
五「待って誤解。Aを探してたんだって」
不法侵入かと思い、じりっ、と身を引くがどうやら探していたのは本当みたいだ
悟は持っていた紙袋を俺に渡す
『…香水と、チョーカー?』
五「仮のね。チョーカーは流石に無しで行くのはマズイから見せかけの弱いやつだけど付けといて。あとフェロモン隠しの香水ね」
『わざわざ買ってきたの…』
五「もっちろん。Aが知らない奴に襲われでもしたら大変だし、僕が嫌だしね」
そう言われ少し恥ずかしくなる
優しさが身に染みる
_______________
『…でも襲われても何とかできる気が…』
五「いや、大変でしょ?相手が」
『…確かに』
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有無@気ままに更新(プロフ) - 呪術廻戦好きガールさん» コメントありがとうございます!ご愛読頂きありがとうございます!更新頑張りますー (2021年4月8日 8時) (レス) id: 5c479b641a (このIDを非表示/違反報告)
呪術廻戦好きガール - いつも楽しく見させてもらってます! これからも頑張ってください!今は更新亀さんだしそんなにだしてないけどぜひ私の作品見てみてください!(´`*) (2021年3月27日 13時) (レス) id: bb4087a6f5 (このIDを非表示/違反報告)
有無@気ままに更新(プロフ) - 夜空さん» コメントありがとうございます!楽しく読んで貰えているようで嬉しいです…!ネタが枯渇してきましたが頑張って更新していきます! (2021年3月26日 22時) (レス) id: 5c479b641a (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - いつも楽しみく読ませてもらってます、更新楽しみにしてます頑張ってください (2021年3月26日 14時) (レス) id: 51f6c9b5da (このIDを非表示/違反報告)
有無@気ままに更新(プロフ) - 果鈴さん» コメントありがとうございます!ほんとだ…全然気づかなかった…!ご指摘ありがとうございます!助かりました!お恥ずかしい限りです…これからも楽しんでくれると嬉しいです(*_ _) (2021年3月15日 21時) (レス) id: 5c479b641a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有無@気ままに更新 | 作成日時:2021年1月17日 15時