52,「大将」 ページ8
皆、大変だ。
とってもとっても、
とってもとってもとっても大変だ。
『待て待て待てここ何処だ!?何やってんだ!?この車何円した!!?』
「情報量渋滞してんね」
「まあしょうがないかー。攫ってきたし」
現在進行形で____
灰谷兄弟に攫われたぜっ!!!!!
やだぁ、怖ぁぁぁい。
…………じゃ、ねーんだよなぁぁぁ!!!!!
何か家を訪ねてきたかと思ったら蘭が居て、「よし行くよ」って言われて急に背負われたかと思ったら……
竜胆にパスされてそのまま高そうな車に乗せられて。
____なんか変なところに連れてかれた。
『な、なぁこの車何円したんだ??私さっき混乱して暴れた時に内装に足ぶつけちゃったんだけど大丈夫?ねえ大丈夫??』
「大丈夫大丈夫」
「手配させたし多分大丈夫だろ」
おいマジかよ!?つーかそもそもどうやって家特定したんだ……!?教えてないよな私!?
それに手配したって何者なんだよこの二人!!裏世界でも取り仕切ってんの!?マフィアなの!?
『あの……それより何処だ、ここ?』
そして私が連れてこられたのは本当に何円かかったんだ?と言いたいくらい豪華な内装のビル。
何ここ何処ここ大丈夫ここ。私、私服だぞ?場違いじゃね?ていうか両隣に二人居るの緊張するんだが。
「さっ、中では大将待ってるからー」
「まあ悪いようにはされないと思う。多分」
『待て待て大将って何!?』
レッドカーペットが敷かれためっちゃ綺麗な廊下を二人に引きずられていく。
待て待てくそ力強ぇんだが!!!?
『えっ、いやあの、急に攫われて連れてこられて、大将とか言われても意味不明なんだが!?』
「んー、俺達が入ってるグループみたいなのがあるんだけど……その大将に興味本位でAの話したら興味が湧いちゃったみたいで会いたいって」
あ、そゆことか。手配とか何とか言ってたのはこの二人がそのグループとやらの上の地位の方だからなのかな?
え、そう考えたらこの二人と居んのがめっちゃ恐れ多くなってきたわ。
『それならそーと言ってくれればいいのに………』
「だって、東卍の過保護な番犬いるじゃん」
『護衛な。番犬とか言うんじゃない』
それよりその大将さんとやら……私に何の用があるんだろ。
ー
3038人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛\(??)/(プロフ) - 続きが楽しみです!! (9月8日 16時) (レス) @page37 id: 1f94bf8b32 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 最高です最強です文才天才すぎですめちゃくちゃ好きです、、お手隙の際に更新してもらえたら嬉しいです!!完結までついて行かせてください! (2023年1月20日 14時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 可愛いのとか、弟にしたくなるきもちわかります!こんなにも私が望んだ作品はないです!!ありがとうございます!!これからも更新頑張ってください (2023年1月2日 2時) (レス) @page33 id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新ってしないんですか?私、この小説が大好きです! 更新待ってます!!!! (2022年7月24日 1時) (レス) id: 50f3e04b49 (このIDを非表示/違反報告)
ぴゃ - サーモン……!!寿司ネタのサーモンは苦手ですけど、塩焼きの鮭なら大好きでありますわ!!!なので……続きをお恵みくださいまし………ガハッ… (2022年7月16日 19時) (レス) @page40 id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:実珠 | 作成日時:2021年8月4日 22時