松野小松は一松が大好きです5《おそ松さん》 (ページ31)

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150.松野小松は... ページ31

今度は一松兄さんと二人で屋根の上で座って風にあたる。

小「あのね、一松兄さん。私留学するかって話があるの。」

一「お前は留学したいの?」

小「やだなー。まだ兄さん達とたくさんいたい。離れたくない。」

一「じゃあそういえばいいじゃん。」

小「いったんだけどー...。」

そこまで言って言葉を濁す。

私が原因なのにこんなことを言うのは図々しいかもしれない。

だけど、私が原因だからこそ私がみんなを元通りにさせたいんだ。

小「そうだ...留学しない理由を明確にさせよう。」

一「またなんかするき?」

一松兄さんはあからさまに嫌そうな顔をする。

きっと私のすることだから変なことだと思ってるんだろう。

小「ちょっとついてきて!!」

.......

かしゃんと音がした。

目の前は青い空。

下はいつもの町

つまりここは屋上。

７回建てのアパートの屋上。

そこですぅーっと息を吸って、一松兄さんに頼んだから下にいるはずの兄さん達にさけぶ。

小「兄さん達!!!!!よく聞きなさい!!!!!!!!」

ちょっと命令口調だけどそれがいつもの私だからしかたない。

小「私はーーーーー!!!!!!兄さん達のことが大好きだよーーー!!!だけどおおお!!!!」

少しのどが痛い。

だけど、構わず叫び続ける。

小「純粋に兄妹でいたいのーーっ!!!!!」

下を見ると、兄さん達以外の何人かがこっちを見ている。

小「もう一回...もう一回私にチャンスをください!!!!!留学なんてしたくない!!!!!もっと、もっと兄さん達といたい!!!!!!!!!」

おそ「チャンスなんていくらでもくれてやる!!!!!はやくおりてこいよ!!!!」

小「なんでー!?もっと言いたいことが...!!!」

チョロ「とりあえずおりてこいって!!!怖いから!!!!」

そう言われてしまうともうおりるしかない。

駆け足で階段をおりて兄さん達の元へ行く。

すると一番最初にトド松兄さんが抱きついてきた。

トド「僕も...僕も大好き!!ごめんね僕達のせいで...。」

十四「僕もせめてごめんなさい。」

チョロ「小松を一人だけにさせてごめん。」

カラ「悩んでたの気づいてやれなくてすまない。」

おそ「俺なんかを好きにさせてごめんな。」

一「小松、お前は一人じゃないだろ。」

みんな口々にそういって私を抱きしめる。

小「そうだね...一人じゃない。」

『離れてもまた元通り。

愛があるから｣

《松野小松は"兄"のことが大好きです》

end...???