アンナチュラル〜Another story〜【横暴な彼の素顔】

your story ページ23

色気ない会話…


系も、私も元々あまり絵文字は使わないし
基本一緒にいるから、必要最低限の連絡しかしない。言われてみればそうかも。
でも今更ハートとかつけて送るのも…気持ち悪いな。


「ダイニングシネマってどんな感じなの？」

三「ん？結構オシャレなところだよ〜

これ」

「えー！想像してたのと違う！」

映画館でご飯が食べれるくらいかと思ってたら
レストランで映画でを見るような綺麗な場所で驚いた。

東「うわっ、オシャレ！」

「ねー！オシャレしていこ〜楽しみ〜」


仕事柄休みも少なくてデートする時間は少ないから実はかなり楽しみだったりする



東「そのあからさまなデレデレ顔やめなさい
ムカつく〜」


「ふふふっ」

東「やっぱり私が行こうかな？」

「夕子は未来の彼を見つけてきなさーい！」

東「うわ〜ムカつくー！」

三「東海林頑張れ」

東「うわ〜ミコトも六郎がいるからって！！ 」

三「そんなんじゃ…」

「夕子にも毛利さんいるじゃん」

東「そんなん「帰るぞ」「系！待ってた！」


ちょっと！」

「あははは、素直になりなよ〜
じゃあねーっ！」

三「お疲れ〜」

東「言い逃げかーっ！」


中「あんまり他人に口出しするな
あいつみたいに面倒なことになる」

「ずっと片思いしてすれ違うよりいいと思うけどーっ」

中「拗ねるな」

だってずっと思いを伝えなかったこと
後悔してるんだ。
伝えていたら何か変わってたかもって
伝えることは大事なんだって。


中「ほら、久しぶりだからな
目一杯オシャレしてこい」

頭をくしゃっとしてくる系の顔も寂しそう。
ほら系だって後悔してるんじゃん

「久しぶりの何？」

中「で、デートだろ」

「ふふふっ」

中「早くしろ、クソがっ」

「はーい！」

この歳でデートって言葉を言うのに照れるって…
可愛いすぎでしょ！




__今流行りのオフショルブラウスに
小さな花柄のボリュームワイドパンツ。
服装に合うように髪もアップにして春らしく。

パンプスとバックは花柄に合わせてブルーにしようかな。


バックだけ持ってリビングに行くと
ピシッと黒一色で決めている系がいた。

「ど、どうしたの？」

中「変か？」

「いや、格好いいけど。」

黒ジャケットに白のまだら模様の黒シャツ
黒のスキニーチノパンは彼の長い脚を引き立たせてる、

中「Aも可愛いぞ。」


「え？」

系がそんなこと言うなんて…

中「行くか」

「うん」

優しい笑顔差し出してくれる手をぎゅっと握った

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