[G･W限定!!]クロハとメカクシ団短編集(まだ休み気分味わいたい方向け)

シー(セトルート２) ページ4

私は財布から小銭を出す。


チャリン!!! とそれを井戸に入れた。


期待して500円玉を入れた。


マリーに負けないセトへの気持ちがあったから500円も惜しくなかった。

さて、ミヌーの返事は･････


ミ｢貴方の願いは必ず叶います!! それは運命なの｡私は願い事を叶えるのが大好き♪｣


えっ･･････？ 嘘･･･本当に？


いや･･･これは当たるかどうかも分からないのに････
片思いなのは変えられない運命だよ･･･ミヌーちゃん｡


私は凹みながら歩いた･･･すると･･･


？｢･･･て!!!!｣


ん？誰か女の子が誰かに向かって大声を上げていたようだ。


私は丁度傍の物陰に隠れる。すると･･･


A｢マリー!!?んむっ!!｣


声が大きいよ!!私のバカ!!


マ｢なんで････？Aなの･･･？｣


マリーは泣いていたようだった。

セ｢ごめんッス!!でも俺はずっとAが好きだったッス････!!｣


A｢えっ!!?｣


私は思わず立ち上がってしまった｡


セ｢A!!!｣


マリーは一瞬だけ顔を下に向けたが、すぐさま笑顔な顔を上げた。


マ｢私･･･分かってたよ。Aとセトは両思いって!!｣


A｢マリー････｣


マリーの顔は今にも泣きそうだった｡


マ｢ううん？Aはお友達だもん。私は２人を応援する!!｣


マリーはそっと私を抱き締めた。


ごめんね････マリー････有難う･････｡


マリーみたいな友達を持って私は幸せだよ!!!


マ｢今度はAの番だよ？｣


そっか･･･私言うよ!!セトに自分の気持ち。


A｢セト･･･私も貴方が好きです!!付き合ってくれませんか？｣


私は言った。返事は勿論・・・


セ｢喜んで＾＾｣


と言い私を抱き締めた。

そうして夜になった私達は合流し、パレードに向かう。

私達････恋人になったんだよね････今でも不思議で仕方ないや････


セ｢A・・・ここの都市伝説に初デートでカップルと行くと別れるってジンクス知ってるッスか？｣


A｢えっ･･･!!?｣


そ･･･そんな････せっかく想いが通じたのに別れたくないよ!!!


セ｢･･･ジンクスなんて関係ないって事証明してやるッス!!｣


そう言ってセトに唇を奪われた｡


その瞬間、花火が沢山華開く。


セ｢ジンクスならジンクスで上書きしてやれば良いんスよ････｣


A｢･･･ッ///////｣


空には私達を祝福するように花火が沢山舞い上がっていた｡

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