[G･W限定!!]クロハとメカクシ団短編集(まだ休み気分味わいたい方向け)

U.S.J(シンタロールート２) ページ21

ガガガガガガガガガ！！！！

観客「うわぁぁぁぁぁぁぁ！！」

座席が揺れる。

人工知能を持つタームネータ―がライフルでこちらを本当に打ってくるような立体感があり、それに合わせる舞台演出も凄い。

そして、司会者が私たちの質問に答えて毒のある切り返しをしてくれるというのだ。

観客「アトラクション」

司会者「頭を中二病にしてくれる乗り物で御座います！」

観客「G・W！」

司会者「スタッフが手間暇かけて皆様のおもてなしをされる期間です！」

観客「カップル」

司会者「幸せなのは十分わかったから上手くいってない見え見えの演技はやめろと言いたいです。」


こんな具合だ。あれ？でも最後の私たちの方に向けて言った？

なんか司会者の目線が私たちの方を向いていたような？

シ「俺達、もっと大胆でも良いみてぇだな。じゃあ遠慮なく。」

するとシンタローは私の腰に腕を回す。

A「やっ////////」

観客「イチャイチャしてるカップル！」

司会者「2人きりの世界ならそのままゴールインしちゃいなさいｗ」

会場は笑いに包まれる。

もう恥ずかしいよ//////////

次にバイオバザードに向かった。

A「ゾンビから脱出ゲームだって！！ゾンビ大丈夫？」

シ「作り物だろ？怖くねぇ。・・・お前を守れない方が怖いよ。」

シンタロー？震えてる？

私達は中に入り、シンタローと謎を解く。

ゾ「うわぁぁぁぁぁ！！」

複数のゾンビが背後からウジャウジャ出てきた。

シ「A、下がってろ？」

あれ？シンタロー・・・震えて・・・ない？

シ「お前は俺が守るから！言っただろ？シーで！」

あぁ・・・馬鹿だ・・・私・・・・。シンタローの弱いところばかり見て・・シンタローが成長した部分をもっと見てやれば良かった！

シンタロー・・私、貴方を信じる！！

A「シンタロー、有難う！！」

シンタローは黙ってニッと笑ってくれた。

シ「俺がお前にゾンビを近づけさせねぇようにしてやる。おとりになるって事だ。」

エ「デート中、すみません！では、私もご主人に指示をして協力します！！」

エネ！有難う・・・・後は２人に任せて私は解かなきゃ。

シ「んくっ・・・ぐはっ・・・！」

エ「ご主人！！」

この状況はキツい・・後少しで解ける！

A「解けた！！」

私はシンタローの手を掴んで一目散に走った。

A「ハァハァ・・・シンタロー大丈夫？」

シンタローは傷だらけだった。

ふいにチュッと音がする。

シ「今ので治った。」

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