転生少女のバレーの世界奮闘生活【ハイキュー】

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推しと推しの対決、多分これは原作で夕が飛雄に言っていた試合だろう。中学の時当たって2:1で負けたと、そしてその時もサーブがすごい奴がいたと。サーブのすごい奴は多分というか絶対乃川しゃんの事だ。ということはあたし達は順調に勝ち進められるが幼馴染である夕はその日その試合で大会が終わってしまうという事。


まぁ、手加減するつもりは無いけど。



「ぜってぇ勝つからな！」
『あは、手加減はしないよ？』



こうして時は刻々と流れていき、大会当日＿＿＿＿




『ふぉぉお！！！推しの聖地…！！』

「こんなに目ぇキラキラさせてる庵ちゃん見たの自己紹介の日以来なんだけど。」
「おい！あんまり遠くに行くなただでさえ方向音痴だろうが！！」




だってこの体育館に中学時代の推し達が大量発生してんだろ？！！！騒ぐだろヲタクとしては！！！あ！あの人ちょっとイケメン！！(ただのミーハー)




『ちょっと話しかけにいk「岩泉さん庵逮捕しましたー」お？』
「おーそのままこっちに連行しろ。」
「了解でーす。加害者笹倉庵、貴方にはこちらに来てもらいまーす。ちなみに手錠が外れることはありませーん。」
『あたし何も悪いことしてない！！』

「いいえ、貴方は方向音痴迷惑法において何度もそれを違反していまーす。」
『………否定できません認めます。』
「よろしい。」




くにみんに手を繋がれ言葉そのまま手錠をつけられた。そして方向音痴で何度も練習試合の時に迷惑をかけちゃってるのは済まないと思ってる。ごめんなちゃい。


そんな茶番によりどこにも行けなくなったあたしはとりあえず首は自由なので首を360度回転させながら(無理)推しプラスイケメンを探すことにした。けれど最終的にはくにみんに「顔がうるさい」と罵倒され地面に水溜りができるほど泣きました。顔を否定されるとあたし何も出来ない…。


体育館の中に入ると、他のチームがアップをしていたり観客席にたくさんの人がいたり、まさに大会開催場所という感じ。そして……




『エアーサロンパスのにおい！』

「何言ってんだこいつ。」
「なんかちょっと分かる気がする。」
「金田一まさかお前も同類だったのか…」
「それは嫌だ。」
『金ちゃん後で校舎裏な？』



日向のように言ってみたかっただけなのになんでこんなに罵倒されてるんだろう。そして純粋無垢な目で見ないで飛雄ちゃん。どういう意味？って問いたいのはわかったからそんな目で見ないで心が痛い。

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