社会人との付き合い方【国見英】

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Aさんとの放課後デートから数日、俺はいつも通り学校にいる。

昼休みになり、金田一と合流していつも通り部活のみんなで昼食をとろうと教室を出る


｢あ、国見くん！私もいっていいかな｣


｢吉田？あー、いいんじゃないの｣


｢やった！｣


勇気をだして言ってきたのか、ほっとしたような顔をする吉田
後ろでは教室で睨みつけてる女子のグループ


そういえば吉田、女子に好かれてないんだったな



｢わ！！！吉田ちゃんもきてくれたのー！！一緒に食べよー！｣

俺と吉田と金田一が合流すると、及川さんは吉田を見て嬉しそうに言った。
いつものメンバーに吉田が加わって、くだらない話をしながら弁当を食べる。

俺はスマホをいじりながらAさんと連絡をとる


国見英今部活のみんなでお昼食ってます
Aおー!午前お疲れ様!私も今ご飯食べてるよ〜

追加で、及川さんの姉の薫さんとのツーショットが送られてくる。ピースしてるAさんとパスタを食べてる薫さん。

…Aさんピースしてるのかわいい。
たまにくる写真、すげえいいな


｢うわ、俺の姉ちゃんじゃんー！この前のほんとなんだね｣


及川さんがいつのまにか覗き込んでいて、写真を見られる。



｢だから、人のスマホ勝手に覗かないでくださいって何回言ったらいいんですか｣

｢みんなでご飯食べてるのに彼女とばっか連絡とってるほうが及川さんは良くないと思います！｣


｢え、国見くん、彼女いるの？｣


及川さんが頬を膨らましながら言ってくると、驚いたように吉田が声をあげた。


｢そーなの、こいつめちゃくちゃ美人の年上彼女いんの！羨ましいわー｣


花巻さんが缶ジュースを飲みながら、吉田の質問に答えた。
…この部活、彼女いる奴少ないんだったな。
及川さんもこの前振られてたし


｢あ…そうなんですね…｣


何故か吉田は一瞬落ち込んだように見えたが、すぐに普通に戻った。


｢及川の姉ちゃんの会社の社長なんだよな？若いのにすげーよな｣

｢んね！姉ちゃん、ホワイトで助かるってよく言ってたんだよねー｣


岩泉さんが大盛りご飯を食べながら話についてくる。


｢え、国見の彼女社長なの？また俺聞いてない！！｣

｢うるさい｣


金田一はしょぼんとしながらいった。そんな自分の彼女の話ほいほいしたいわけでもないし。

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