黄緑担当です。7

○ ページ18

*


「山田く…サタンくんさあ
普通に人に話しかける練習しようぜ」


ジェルの発案に
「ああいいね」と遠井は賛成する。

「そこの生徒にまず話しかけてみなよ」
と向こういる生徒に遠井は言う。


「ふん！そんなの簡単すぎる！」と
サタンは自信満々に

クラスメイトに話し掛けに行った。


「おい人間」


「ストップストップ」


「何だ？」


「お前も人間だから 同族だから

「ねえ君」とかそういうのにしよ？」


遠井の言葉に「なるほど…」と
呟きながらも

「人と話すときは僕も
人のふりをすればいいのか」と

中々の考え方のサタンに、
面倒臭くなった遠井は

「あーもう何でもいいけど…」と呟いた。


「ねえ君」


「ん、なに？」


「力が欲しいか？」


「はいストップストップ」


また止められて意味が
分からないと思っているのか

「なんだ？」とサタンは
遠井に聞いてくる。


「そんな漫画の修行編突入前の
セリフみたいなん言われても困るだろ」


「なるほど」


「なんか普通にさ

最近転校してきたから
友達になろうよよろしく

とかでいいんじゃない？」


シンプルで良い例を出すジェルに
「うんそれでいいよ」と

遠井も賛成をする。

「なるほど」とサタンはそう言い、
もう一度生徒に話し掛けた。


「や…やあ君！！

最近て…転校してきた…！
あえあ…！悪魔だけど…！

ととと！トモダチに…！」


「「あいつダメだな」」

○→←○With satan

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す