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配信を終えると、通知が鳴り止まない。
すると、誰かからLINEが来る。
誰か、というのは大袈裟だったな。
誰かなんて分かっているのに。
「もしもし。なーくん、久しぶり」
《うん。きみくん、久しぶり》
久しぶりのなーくんの声に俺は落ち着く。
椅子に凭れかけながら、
スマホを耳に当ててなーくんと電話する。
《うらたさんのツイートなんだけど》
「あ……見てたんだ」
《うん、正直……
きみくんの気持ち知れて嬉しかったよ
まあ、いつの間にうらたさんと
そんなに仲良くなったのか聞かないでおくよ》
「あ、あはは……」
怒ってるのか怒ってないのか、
よく分からないラインで話すなーくんに
苦笑いをしてしまう。
《明日、久しぶりにきみくん家に行くから
勿論、みんなを連れてね
すとぷりに戻った記念として》
「まだ正式に戻っては無いけどね」
《あははっ、確かに“正式には”ね
きみくん、お疲れ様
歌ってみたの動画楽しみにしてるよ》
電話越しでも分かるウキウキした声。
思わず、クスッと笑ってしまい
「うん」と返答する。
「あ、なーくんなーくん」
《ん？》
「あけましておめでとう、今年もよろしくね」
《お！良いこと言うじゃん
こちらこそ、あけましておめでとう
今年もすとぷりとして親友としてよろしくね》
親友、か。
ちょっとむず痒いけど、親友かぁ……。
口元が緩んでしまう。
今の俺の顔絶対に気持ち悪い。
「何時から？俺は何時でも空いてるから
後、泊まるなら布団とか用意するけど？」
《夕方頃になると思うし、
後皆泊まる気でいると思うよ》
「知ってた」
俺の家に来たときに布団とか足りなくなって
ちょっと問題になったから
新しくめちゃくちゃ大きい敷布団と
掛け布団を買っておいたんだっけな。
枕も用意して、押し入れにしまってある。
「……それじゃあ、準備するから
そろそろ切るね」
《うん！楽しみにしてるから！》
「そりゃ、どーも」
何て笑い合いながら
なーくんとの通話をやめる。
明日は久しぶりに寿司でもとろう。
料理なんてそんなに出来ないし、
寿司とったらるぅとくんが喜ぶだろう。
なんて浮かれながら、
俺は自室に戻って行った。
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赤い果実推し(プロフ) - こんにちは、この作品、すごく面白いです！続編を作って頂きたいです！ (2023年3月11日 22時) (
レス) @page50 id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
そあら(プロフ) - 5周くらいしちゃった笑 更新ゆっくりでもいいので更新してくれると嬉しいです！！楽しみにしてます！！ (2022年2月21日 23時) (レス) id: 8f7096dc9a (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - 璃月さん» 久々の更新です！自分も執筆中に羨ましくなってしまった…。こちらこそ！ありがとうございます！ (2021年5月31日 22時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
璃月(プロフ) - 投稿ありがとうございます！きみくん…夜道に気をつけて（そこ変わってくれ） (2021年5月31日 21時) (レス) id: a1b974128e (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - 赤飴('∞')@すといく会！&脳逝農園！さん» コメント遅くなってしまい、本当にごめんなさい…！あら、推しだなんて…めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年5月30日 20時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 | 作成日時：2020年11月21日 21時
