黄緑担当です。

○With sutopuri and toi ページ29

*

・会話文多めです
―――――― ――――――



「でさ、俺、昨日部活立ち上げたんだよね」


「へえー何部？」


なーくんが部活立ち上げたって
何か凄いな。

興味深そうにジェルくんは
なーくんに何部か聞いてみる。


「動画配信部」


「なにそれ〜」


「おもしろそうだね〜」


「興味あるね〜」


一人で部活立ち上げるって
凄いことなんだな。

今日の放課後、
動画配信部覗いていこうかな。


「もう部員170人いるからね〜」


「一日で？wすごいねえw」


「流石なーくんだね〜」


「カリスマ性がすごいんだろうね〜」


170人で動画配信部してんのかな？
興味わいてきた。

絶対に覗きに行ってやろ。


「俺も最近部活立ち上げたよ」


さとみくんも部活立ち上げたんだ。

今日動画配信部見たついでに覗きに行こう。


「何部？」


「脱 糞 部」


取り敢えず興味ありげに
「へえー」って言ってやる。

そしてジェルくんが「部員は？」
と聞いてくる。


「俺とジェル」


「入ってねえよ」


少し間が空き、

俺ら含め四人の笑い声が
教室中に響き渡る。


「えあそれw活動は何すんの？」


「排 便」


また間が空いて、
四人の笑い声が耳に残る。


「俺も最近部活立ち上げたんだよ」


そういえば思い出した。

俺も部活立ち上げたんだった。

興味がありそうな感じで
なーくんが「何部？」と聞いてくる。


「金魚同好部」


今度はさとみくんが「部員は？」
と聞いてくる。


「俺とさとみくん」


「入ってねえよ」


もうお決まりかって思うくらいに
俺たちは笑い続ける。


「俺も部活作ろうと思ってたんだ」


「ジェルくんも？w何部？」


「昆布」


最早笑うことがお約束になってしまう。

だけど面白いものは面白いのだ。


「お前ら楽しそうだな」


冷静なツッコミをする遠井さんに
俺たちは笑うのをやめた。


「遠井さんは部活入らないの？」


「私はいいかな〜
生徒会とか少し興味あったけど」


そういえば生徒会とかあったな。

どういう人だったか覚えてないけど。


「生徒会かー、そういやこの学校の
生徒会のメンバーって誰なんだろう？」


「うちの生徒会長はピュアで可愛いって
ちまたで有名だよ」


「へえー」


「ちょっと興味あるな」

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