約束「そらる」 (ページ29)

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約束20 ページ29

貴方side

キーン...コーンカーンコーン...

先生「あっもう終わりか、じゃあ今日はここまで」

学代「起立！礼」

ふふふ..やっと終わった..

授業終わった…！

※全部は終ってません

昼休み！つまりご飯ですね！

私は授業を終えた事により足を軽くし、カバンを持ち外に出た

なんでかって？それは、例によって優奈ちゃんは

放送部だから教室でぼっちになるからだ

皆わいわいしながら食べてる中1人で...

...地獄だね。うん

って訳で安定と安心の、屋上に向かった

...ｶﾁｬｯ

少し古くなった、屋上へのドアを開ける

貴『んー！』

軽く伸びをして外に出た

貴『...あ』

最近ずっと晴れてたのに今日は、雲がかかってた

そして、外は先客はいないらしく私の漏らした声が

虚しく響く

貴『暇だしあの本読むか..』

私は持ってきたパンを食べながら本を読み始める

※行儀が悪いのでしないでねっ！

ちなみにパンは近くのコンビニで売っていた

ハムマヨパン！やっぱり美味しいね。うんw

私は呑気なことを考えつつ、ページを開き始めた

ｰｰｰ本の内容ｰｰｰｰ

～魔女と小さな国を救った旅人～

むかしむかしあるところに、

小さな小さな国がありました

その国は小さいけれども、みんな優しく栄えてました

そんな国の王様の元にとある旅人がやってきました

国の人々も王様もみんなみんな、優しく出迎えました

そんな旅人は魔女でした

旅人はまだ、3歳ばかりの姫に魔法をかけました

すると、姫は３歳にして魔女になってしまいました

王様は怒りました

そして、その旅人を探し回りました

しかし魔女は探しても探しても見つかりませんでした

王様は悲しみました

でもほかの子供と変わらず

すくすくと育っていき

人のことをよく見る優しい姫を見て、

安心しました

そんなある日です

姫は15歳になりました

すると姫は狂ったかのように

暴れ、魔法を使いました

その魔法によって人々は傷を負い、

建物は壊れていきました

あの優しい姫がそんな事するはずないと

国の人々も王様も狼狽えました

そして、今までそんな優しいとこを見てきた人々は

姫様を本気で止めれませんでした

そんなあるところに旅人がやってきました

旅人は国の人々の代わりに、姫を止めに行きました

旅人は勇敢でした

そして、1度も手を出さずに姫にかかった、魔女の呪いを止めたのでした

人々は喜びました

それから人々と旅人と王様と姫は幸せに暮らしました

めでたしめでたし