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「そうだよ！なんで吉澤が28なの？！あんなに目立ってたし、話題になったのに！」
「見る目ないよね、プロ」
「どういうことだ？準決勝の時の反応からすれば現地にいたプロヒーロー達だけでも3桁の指名は取れそうだと言うのに……ブツブツ………」
「どういうことかしら、相澤先生。流石におかしいのは分かるわ」
何故か当の本人であるAではなく周りが相澤先生に文句を言ってくれているという状況。
……まぁ、確かに、もう少し指名が来てくれてもなとは思わなかった訳では無い。正直、もう少し指名が来ると予想していた。
となると……やはり学校側が何かした。今回ならば、お断りをしたということが自然だろう。
その理由は……Aが、他でもない『特別待遇生徒』だから以外に考えられない。
下手な事務所には預けられないということだろう。
はぁ、と相澤先生が大きなため息をついた。
「吉澤、お前この指名の意味、分かるな」
「はい。お忙しい中ありがとうございます」
「おう。ということで話戻すぞ」
Aが指名に納得している、という事が伝わったので、ひとまずこの話題は終わりになった。
でも「本当にいいの？」と視線で訴えてくるクラスメイトがチラホラいて、Aは1人ずつ頷く事で大丈夫だと示した。
確かに28と少ないけど、逆に言えば学校側が大丈夫だと太鼓判を押す事務所しかないということ。
それに100以上ある事務所からひとつを選ぶのなんてどれくらい苦労するというのだ。
ある意味候補を絞ってくれたということなので、Aには特に不満はなかった。
「これを踏まえ……指名の有無関係なく、いわゆる職場体験ってのに行ってもらう」
「！！」
「おまえらは一足先に経験してしまったが、プロの活動を実際に体験して、より実りある訓練をしようってこった」
「それでヒーロー名か！」
自分達の将来図でもあるプロヒーロー。1週間とはいえ体験させてもらえるのは、やはり心が踊るものがあるのだろう。
「まあ仮ではあるが適当なもんは…」
「つけたら地獄を見ちゃうよ！」
そこへ突然張りのある声が響いた。教室の前の扉を開けて入って来たのは、体育祭で審判を務めていたミッドナイト。
突然の登場にAも目を見開いた。
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さくらもち(プロフ) - 夢桜さん» 感想ありがとうございます。体育祭での準決勝は、何度も頭の中でシュミレーションしながら文を考えたので、そう言っていただけて本当に嬉しいです！お気に入りもありがとうございます！ (2020年10月19日 12時) (
レス) id: ab0ed3cc07 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - ご感想失礼します。吉澤ちゃんが轟戦でWonderlandと叫んだ瞬間と、その個性の威力にとても驚きました！！戦闘シーンも分かりやすくそんな模写が頭を過ぎって凄い凄いと語彙力が飛んでしまいました……！お気に入り失礼します。これからも無理せず頑張ってください！！ (2020年10月18日 10時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち | 作成日時：2020年10月14日 7時
