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おいおいおい、まてまてまてまて。
明らかに"おかしい"レベル、異常なほどの爆発だった気がするんだけど……というか、峰田が飛ばされるほどの爆発って……
え？私次勝ったらあのふたりのどちらかと戦うの？？？
嘘だろ……と1人若干青ざめている中、ようやく爆発による煙が晴れた。
『緑谷くん……場外。轟くん、3回戦進出！！』
結果は、ギリギリ個性で踏みとどまった轟とは対照的に、壁まで吹き飛ばされた緑谷。
轟がひと足早く準決勝への切符を手に入れた。
「え？私こんな盛り上がった試合の後の試合に出るの？？？」
「期待しとるよ！」
「う、うん、ありがとう……」
麗日にとてもいい笑顔で応援されたが、どう考えても短期決戦になると思う……とは言えなかった。
爆発によって木っ端微塵になったステージを修復する僅かな時間だけ控え室にいたAは、ミッドナイトのアナウンスによってステージに移動した。
反対側の出入口からステージに上ってくるのは、騎馬戦にて共に戦った飯田。
……彼がいなかったら、1000万のハチマキに手が届かなかったんだな、と思ったAは思わず頬を緩めた。
『大変お待たせしました2回戦、第2試合！早くも団体戦でのチームメイト同士の対決！
漆黒の魔女！吉澤！
対
何事も真っ直ぐ過ぎる、飯田！
スタート！！！』
「レシプロ……っ！？」
『おおっと！？どうした飯田ーー！何故か個性を使わず横に身を投げ出したぁ？！？！』
人が多いスタジアムの中で、乾いた音を聞いたのはAと、対戦相手の飯田だけだろう。
クラスでトップレベルのスピードを誇る飯田ですら、避けようとするもの。
Aの手に握られているのは、拳銃だった。
勿論幻覚で作り出されたもので、さらに中に入っているのは実弾ではなく軟質ゴム弾だ。
だが当たれば確実に怪我をすることは間違いない。もし飯田の足に当たれば、それがどう試合に影響するか分からない。
故に飯田は個性を使ってAに接近するよりも、横に体をずらすことを選択したのだ。
飯田のスピードは、Aにとっては脅威だ。
特にレシプロバーストを使われたらほぼ終わりみたいなもの。
ならば、飯田の個性が使われる前にこちらから攻めるしかない。
流石の飯田も、銃弾のスピードには叶わないのだから。
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さくらもち(プロフ) - 夢桜さん» 感想ありがとうございます。体育祭での準決勝は、何度も頭の中でシュミレーションしながら文を考えたので、そう言っていただけて本当に嬉しいです！お気に入りもありがとうございます！ (2020年10月19日 12時) (
レス) id: ab0ed3cc07 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - ご感想失礼します。吉澤ちゃんが轟戦でWonderlandと叫んだ瞬間と、その個性の威力にとても驚きました！！戦闘シーンも分かりやすくそんな模写が頭を過ぎって凄い凄いと語彙力が飛んでしまいました……！お気に入り失礼します。これからも無理せず頑張ってください！！ (2020年10月18日 10時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち | 作成日時：2020年10月14日 7時
