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「私の家、その隣ですっ」
「え？まじで？
あそこ親父の別荘なんだけど使ってないみたいだし
この辺の景色が好きだからしばらく住もうと思ってて」
「べ、別荘……」
ずっと空き家だと思ってた隣の家が
まさかの別荘だなんてことも知らなかった。
ていうか、別荘持ってるお父様とか何者……？
「良かった〜。
この辺に知り合いとか全然いないし、これからしばらくよろしくお願いしま〜す」
「え、あ、はい」
「じゃあまた改めて挨拶に行くから今日はこれで、さようなら〜」
「さようなら……」
あまりにもにこやかに手を振ってくるもんだから
まるで園児にさよならの挨拶をしてる気分になってしまった。
「玉森さんか……」
夕陽に照らされてオレンジ色の後ろ姿にしばらく見とれてしまいながら小さく呟く。
自由に楽しい人生を送ってそうな雰囲気に
羨ましいな、と素直にそう思った。
.
「ただいま〜」
家に着くとなぜか真っ暗な部屋。
いつもは母がいるはずなのに、キッチンにも寝室にもどこにもいない。
「え……」
携帯を確認してみてもなんの連絡も入ってないし
色んなことが頭の中を駆け巡る。
もう足腰も弱ってるし、一人で出掛けて事故にあったりとか
近くには海もあるし……、
バッ、とカバンをまた手にして
慌てて家を飛び出した。
もうすっかり日は沈んでて暗い道のり。
行くあてもなく
公園や海辺、近所のスーパーなど
そこら中を走りまくったけど、その姿はなく。
「もう……っ、どこに…」
途方に暮れたその時━━━
プップー、と車のクラクションが後ろで鳴って
振り返ると一台の車が私のすぐ側で止まった。
「もしかして母ちゃん探してる？」
「え？」
運転席の窓を開けて顔を覗かせたのは宏光さんで
ん、って車内の後ろを指さしてたそこには母がシートにもたれかかって眠りについている姿があった。
「お母さん……っ！」
「あ、やっぱり？」
なんで宏光さんの車の後ろに乗ってるのか
しかも眠っちゃってるし。
何が何だか分からない状況だったけど
とりあえず母が見つかったという事実に安心してしまったのか、その場に座り込んでしまった。
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はちみつみゆ(プロフ) - moraさん» moraさん！お久しぶりです〜！悪い男宏光に反応してくれるmoraさんにそう言ってもらえたなら良かったです！書く気が益々湧いてきましたァ！(単純)あの顔で悪い男とか沼るしかないですよね。子供いてもいいから抱かれたいですよね🤤 (2021年12月15日 22時) (
レス) @page32 id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - 悪い男だ…(すき) 天性のチャラさ!!!!!!こーゆー男に弱いですよねぇ、しかも北山さんだったらもう沼。 (2021年12月15日 21時) (レス) @page30 id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - ななこさん» やっぱりそうですよね！笑 いま宏光sideも書きますのでそれで少しは宏光さんの気持ちも分かってもらえると嬉しいんですが…基本的に気持ちを掴めない宏光さんとしてみてやってください。笑 面白い話だなんてそんな、こちらこそ読んでくださってありがたいです♪ (2021年2月21日 11時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 宏光さんが何考えてるか分からない…！！惑わせないでくれ！本気で気になってるならもっと分かりやすくしてくれ！主人公ちゃん流されちゃダメだよ！？って思いながら読んでます笑 いつもの如く続きが気になる面白い話書いてくださいありがとうございます！！ (2021年2月17日 23時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - みちこさん» みちこさん！お久しぶりです！新作は北玉ですよぉ！藤北も北ニカも連載が滞っているので気分転換に新作書いちゃいました。笑 ご期待に添えられるように頑張って更新していきますね！良かったらまたお暇な時にでも読みに来てくだされば嬉しいです♪ (2021年1月31日 23時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつみゆ
| 作成日時：2021年1月30日 23時
