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「Aの体あったか〜」
「…………っ、///」
なんだなんだ、どうしてこうなった。
あれから拒否る私の手を引くように
隣の寝室に押し込まれて、
裕太の香りしかしない布団の中で
生身の裕太の腕に閉じ込められてる。
これ、裕太じゃなかったら
軽い犯罪行為だよ。
「眠たくなってくるね〜」
私は全っっ然眠れる気がしないけど!!
「なんでこんなに人の体温って気持ちいんだろ」
そんなの知らないけど、
それどころじゃないし………っ。
「ねぇ、聞いてるの?」
言葉を発さない私に
痺れを切らしたのか、少し唇を尖らせながら顔を覗き込んでくる。
「ひ………っ、!///」
ち、近すぎる………っ!
「さっきから黙ってばっかじゃん」
「き、聞いてるけど……っ」
言葉を発するのも苦しいくらい
心臓が爆発しそうなの分からないかな?!
「ま、いいけどさ。
こういう場面になると
Aは照れてなんも言えなくなるってとこも新しく知る一面だな」
ふむふむ、って一人納得しながら、
「ってことで、もっと新しい一面見せてく?」
更にぐっと距離を近付けられた。
もうそれはそれは
鼻と鼻がくっつく距離。
「だっ、や、やめ……っ、!///」
もう言葉が言葉にならない。
「んっはは、なーんてね。
顔真っ赤じゃーん」
…………はい?
そのままの状態で爆笑されて
私はさっきとは違う意味で固まった。
「最っっっ低!ばか!!」
なーんてね?!
そんなタチ悪い冗談言うなんて信じらんない!!
こっちがどれだけドキドキしたことか…っ!!
ちょうど頭上にあったクッションを手にして
裕太の腕から逃れて顔面めがけて投げつけると
ひでぇ!!ってオコになってる。
酷いのはどっちよ、って話だよ!!
「Aがあまりにもガチガチだから
それをほぐしてあげようと思っただけじゃん!」
「間違ってる、それは間違ってるよ完全に!」
「じゃあ本当にしてもいいわけ?」
また腕を掴まれて
ベッドに沈んでしまうと、途端に私は身動き出来なくなる。
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はちみつみゆ(プロフ) - みちこさん» ありがとうございます〜!相変わらずの北山先輩エンドで申し訳なかったんですけどそう言ってもらえると安心です、助かります(;▽;)北山先輩とのその後はいつか書けたらいいなぁ…と思ってますので、北ニカ作品共々また宜しくお願いします♪ (2020年9月27日 13時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - あやかさん» こちらこそありがとうございました!結局行き着くとこは北山先輩とのハピエンでなんだか私の願望みたいになっちゃうとこ直したいんですけどね。笑 私もいつかは番外編も書きたいと思ってますのでその時はまた宜しくお願いします♪ (2020年9月27日 13時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - mitsuwakoさん» ありがとうございます!お陰様で完結させていただくことが出来ました(^^)ハラハラしてくださったなら良かった…安心…笑。可愛いとこもあるのが北山先輩のいいとこですよね♪こんな先輩私たちの前にも現れないもんですかねぇ…笑。長い間ありがとうございました! (2020年9月27日 13時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつみゆ(プロフ) - ちょうすけさん» ちょうすけさん!本当に毎度毎度いつもありがとうございます〜!涙 続編ですね、いつか本当に書きたいんですよねぇ裕太と遥さんも交えて(^^)ニカちゃんメインの方もまた更新頑張っていくのでまた宜しくお願いしますね♪ (2020年9月27日 13時) (レス) id: cbb2d30d12 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - お疲れ様でした!ミツ担故北山先輩とハピエンで終わってほしかったので^_^この結末は嬉しいです!次は北ニカですか^_^そちらも楽しみですが主と北山先輩との続きも気になったり(^^)またお邪魔します^_^ (2020年9月18日 17時) (レス) id: c83a8a8018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2020年7月10日 15時