キラハグ

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「すぐ寝ちゃったね」


「な、最近ミルク飲むとすぐ寝るよな〜」


「うん、可愛いしすごくいい子」









またコテンと寝てしまったヒカリ。

それをいつもみたいに両脇から覗くようにして見つめてデレる。

こうしてる瞬間も最高的に幸せなんだよねぇ…。








.









「つか、俺らもそろそろ寝ないとな」


「そうだね」









ドキドキしすぎたのか一気に疲れと眠気が押し寄せてきた。

欠伸をしながらヒカリの隣の布団に入り込むと
なぜかひろもそのまま布団に入り込んだ。








「え？ここで寝るの？」


「ん、一緒に寝たい」









その言葉にまた、カーッと体が熱くなった。









「ヒカリが可愛すぎて離れたくねぇんだもん」









スリスリスリー、ってヒカリに頬を寄せながら
顔を緩ませてる。









・・・そっちかい。

一緒に寝たい、ってヒカリと一緒にってことかい。









自意識になってしまった自分が恥ずかしくて
私もそのまま布団を被った。









「いい？このまま寝ても」


「いいもなにも、何回かここで寝てるじゃないですか」


「んはは、確かに」









二人でこうしてヒカリの寝顔とか
布団の上でじゃれ合ったりするのが日課になりつつあるから
そのままこうしていつの間にか三人で寝ちゃうことの方が最近は多い。

でもこうやって改めて聞かれると
なんだか変に構えちゃう。









「なんかもう自分の部屋で一人で寝んの寂しくてさ」


「ひろって案外寂しがり屋さんだもんね」


「は？」


「アシスタント時代から結構思ってた」









先生抜きで芦田さん達とご飯に行くと
分かりやすくムッとしてたり
一人で外食が出来ない、とか成人男性らしからぬ発言してみたり。








「まぁ〜仮に寂しがり屋だったとしても？
今は全然寂しくないし」


「うん？」









横を見るとヒカリ越しにひろと目が合って
不意に伸びてくる手に、体がビクッとなった。

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