キラハグ

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「あら〜、可愛いっ！
どこのお嬢さん？」


「あらやだっ、なにこの子かわいい〜！」






買い物に行くと、ありとあらゆるすれ違う見知らぬおば様達が
私の抱っこ紐に収まってるヒカリを覗き込み、可愛いと声を上げた。

"ママ"扱いをされて
違います！とも言えなくて、ご近所さんだし色々と変な誤解をうけないか心配になりながらも無事に帰宅した。









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「ただいま〜」


「あ、おかえりAちゃん」

「おかえり〜」

「おかえり〜」








家の方に一旦荷物を置いて、無事帰宅したことを伝えようと職場の方にも顔を出した。

するとさっき休憩してた芦田さんとあだっちーもいて
忙しそうに仕事に取り組んでいた。

これは邪魔しちゃいかん、とそのまままた部屋に戻り
お出かけで疲れたのか寝てしまったヒカリをラグの上に寝せて、私はご飯の準備に取り掛かった。








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「お米はここで……、鍋はここね。
フライパンは〜…、あった、塩とかどこだろ…」







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人様の家での料理に苦戦しながらもなんとか完成すると
タイミングよく起きたヒカリ。

キッチンから駆け寄って抱き上げると
心なしか笑ってくれてる。

それがホントたまんなく可愛い。









「よし、ヒカリ先にご飯にしちゃおっか。
待っててね、今ミルク作ってきてあげるから」









先生はいつ帰ってくるんだろ。

私も抜けて余裕もないだろうし遅くなるんだろうなぁ。

なんだかゆったりヒカリの面倒を見てることが申し訳なくて
ミルクをあげてから、抱っこしたまま仕事を手伝おう！と職場へ行ったけど
大丈夫だから、って追い返されてしまった。

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