＊ ページ47
「うし、じゃあ２パターン目な〜」
「ちょっ、待っ、どういう──、
ふにっ、と唇に北山さんの人差し指が触れて
しーっ、て片方の口角を上げて意地悪に笑った。
「乗り過ごしたふりしてよ」
さっきとはまた違う視線。
誘ってるような目付きと、甘い声。
もう次にくる動作を知ってしまったから
そのフレーズが来る瞬間までのカウントダウン。
.
「もう終電ないぜ」
ガバッ、とまた被せられた白い布。
北山さんの熱さと、香り。
息遣いと、触れてしまっている腕。
「どう？」
「どっ、どどど、どうって？」
「さっきのと今の、どっちがいいかな」
「どっ、どっち…？！？！」
正直そんな違いなんて分かんないくらい
どっちも良くてドキドキしますけど…？！？！
でもどっちがいいか答えを出さないと、
なんて真面目に考え込んでいると、
「やべぇ、これ思い出すな。」
「え？」
暗闇に慣れた目の前には
私を見つめる北山さん。
その手がそっと私の頬に触れた。
「二人でこうやって布団の中にいたの思い出さね？」
「ふ、二人で…？」
「そう。Aが恥ずかしいってうっさいから
いつもこうやってシーツ被ってやって、
「だぁーーーーっ！！///」
思わず布を跳ね除けて立ち上がってしまうと
はらり、と床に落ちたもうシーツにしか見えない布。
「んはは、思い出しただろ？」
「や、やめっ、やめてもらえませんっ？！///」
「えー。俺それをイメージしてこの曲の演出したんだけど」
「はい〜っ？！///」
「ちゃんと本番も見てろよ」
するっ、とそのまま落ちた布を拾って
ニヤリとしてから、何事もなかったかのように出て行ってしまった。
そして私はへなへなと腰が抜けたかのように床に座り込んでしまう。
「…思い出しちゃったじゃん……。」
いつもああやってシーツを被せるように覆いかぶさってきて
その暗さでも威力抜群な目力と、テクニック。
酔ったフリなんてしなくても
いつでも私は北山さんに酔いしれてた。
今年も相変わらず北山さんに翻弄されるコンサート。
残りもがんばれーっ！
───Fin.
中毒の小説、このあともうひとつだけ別バージョンも書かせてください！笑
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はちみつ(プロフ) - 匿名さん» ごめんなさい、気付かずに使ってしまってました…。すぐに変えさせていただきますね^^*ご指摘ありがとうございました(´∇｀) (2019年6月13日 17時) (
レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - アイコン画像などに芸能人の画像を使うのは違法ですので変えてください。変えない場合通報しますので。加工画でもNGです。 (2019年6月13日 13時) (レス) id: dc1593ce82 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - あきさん» あきさんのニヤニヤゲット嬉しいです。笑 あー！吐息！分かります！あれやばいえろかったですよね！公開で何見せてくれちゃってんの？！って思いました（爆）またあの表情も良くなかったですか？あ〜もっと見たくなりますね！早くDVDが欲しいです！笑 (2019年6月12日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - くまのこさん» 阿部ちゃん大好き！やだ嬉しい！私が阿部ちゃんなわけでもないのに！笑 良かったです、ネタバレになってしまったのかとハラハラしました。笑 これから抱かれに行くのですね…まじで危険日だと危険かもしれないです（爆）ご無事をお祈りしております…南無 (2019年6月12日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - mashiroさん» ましろさんを幸せに出来たなんて私も幸せです；＿；）マルチ欲しいですよね！なんなら全部みっくんマルチでいい(こら)みっくんぽいって最高の褒め言葉〜泣けますありがとうです。涙 みっくん病から抜け出せたかな？笑 またましろさんとこもお邪魔させていただきます♪ (2019年6月12日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつみゆ
| 作成日時：2019年1月21日 0時
