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「ふ、ふじがやさん…?」
「ん?」
「近くないですか、こ、これ……。」
ん〜と。
なに? この状況。
ベッド脇に座ってる体制はそのままではあるものの
私の顔の横で手をつかれちゃ
必然的に距離が近づいちゃうよ・・?
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「…もうすぐ北山がここに迎えに来ると思う」
「そうなんですね………、
って、えっ!?!?!」
この最悪の誤解を招くような状況に北山さんが来るの?!
「あのっ、さすがに今来られたら困りま、
「だから来るまで俺の好きにしてい?」
「…好きに?」
「そう。北山には内緒で」
前に公園でされたみたいに
人差し指を唇に当てられて
あの時の続きが始まる合図。
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「制限時間、何分かな。」
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ギシッと音を立てたベッド。
私を跨ぐように覆いかぶさると
布団をかぶって首元を撫で上げた。
「大丈夫?寒くない?」
「だ、大丈夫です…!」
寒いどころか、暑い。
暑くて熱くてとろけそう。
・・・っていやいや、大丈夫とかじゃない!
こんなことしてたら、本当にまじで・・っ!
「あのっ、ほんとだめですっ!
私北山さんと、──…っ?!」
言葉を塞ぐように
柔らかくて少し冷たく感じる唇が押し当てられた。
「……っ、」
最後の理性を振り絞って
藤ヶ谷さんの胸を押し返すも
手のひらに感じた鼓動に、思わず力を緩めた。
藤ヶ谷さんも、ド○○キしてる・・。
私に負けないくらいの早さで脈打つその鼓動に
気付けば私の手のひらは
少し汗ばむおっきな背中を感じていた。
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はちみつ(プロフ) - みつみささん» はじめまして!毎日なんて嬉しいです!きっとみつみささんのコメントを読んでニヤついてる私の方が気持ち悪いはず。笑 八年前からとかキスマイがデビューする前からですか?凄い羨ましい!その頃のみっくんを知ってたなんて!♪北山さん、夜にまた登場しますね♪ (2018年2月18日 15時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - さりさん» そうなのですよ〜( ;o;)この流れからしたらもう藤ヶ谷さん…と!思いきやっ?!な、展開にするかもですので、まだまだ希望は捨てずにです!笑。夜にはまた北山さん登場するので、良かったら見てやってくださいね♪ (2018年2月18日 15時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - ミニーさん» ミニーさーん!♪ほんとガヤさんが登場するととりあえず甘々になっちゃってむず痒いですね。笑 今日の夜には新しく移行してまた更新するので、またお会いしましょうね\(^o^)/ (2018年2月18日 15時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
みつみさ(プロフ) - はじめまして!この小説が始まったときからほぼ毎日更新チェックさせていただいてます←気持ち悪い笑私自身8年前北山担になり、しばらく藤ヶ谷担→北山担に出戻りした人間なので、主人公の気持ちが分かりすぎます(T^T)笑でもやっぱり私は北山くんが好きです〜〜!(T^T) (2018年2月18日 4時) (レス) id: 4882726de9 (このIDを非表示/違反報告)
さり(プロフ) - たぶん藤ヶ谷さん派も多いと思うし、今までの流れからして藤ヶ谷さんに行くのが妥当だと思うのですが私的にはやっぱり北山くんが振られるのは泣けちゃうのでつらいです(;;) (2018年2月18日 3時) (レス) id: 56060c02c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2018年1月6日 22時