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✳︎ ページ7

〈棘目線〉






ニヤニヤし出した2人を置いて自販機へと向かう。









…かわいい、とは思う。



第一印象はかわいいな、くらいだったけど

話しているところを見ると面白くて
俺ももっと話てみたいなと思った。




…けど。


なんでか真希とパンダにばっか話しかけるし。




え、嫌われてる?


いや、まだそう決めつけるのははやい。
なんせまだほんのりとしか話してない。


自分の語彙は初対面の人からしたらわかりづらいから。戸惑われてるだけ、かな。



そう結論づけて

どう話したらわかりやすいかなーと思いながら
自販機のボタンを押す。





棘「…おかかー…」


スポーツドリンクを押したはずなのになぜか出てきたのはタピオカカフェラテ。

運動後のかわいた喉にはこれじゃない。

しかもなんでカフェラテ?安定なのはミルクティーでしょ?
と心の中で文句を言いながらそれをもちあげ



…パンダにやるか。とポッケにしまい
スポーツドリンクはまたこれの可能性もあるしお茶を…と小銭を出そうとしていたら




「棘くんもそれ好きなの?」







ぱああああと嬉しそうに顔を輝かせたゆきが立っていた。










棘「しゃけ?」



さっきのやつをポッケから出しながら これ? と聞くと

そうっ!私それすっごい好きー と ぴょこぴょこ寄ってきた。




…ほんとに小動物みたい。
かわいい




ゆき「自販機でこれ買えちゃうとか罠じゃん!私この誘惑に勝てる気がしない!!」


と言って 唸りながら自販機にひっついている。


棘「おかか。
こんぶ〜」


間違えたの、あげる。と ゆきのほっぺにタピオカをぴたっとひっつけた。


ゆき「ひゃっ?!!!」




びくぅぅぅ!!!!と飛び跳ねる勢いで驚いた。








棘「…ぶはっ」


ゆき「っっ…!!」


真っ赤な顔をしてむくれて 不意打ちはずるいと思う!!!
と言ってほっぺを押さえてむっとしている。


…が、顔だけじゃなくて耳まで真っ赤になってしまっていて さらにはそうとう恥ずかしかったのかほんのり涙目で 全然怖くない。
なんならかわいい。威嚇してる小動物みたい。



棘「こんぶ。つなまよ〜」


持っていたタピオカにストローをさし
ごめんね、 ほら、のんでー
とにやにや差し出した。



からかわれてる…とよりむぅ…としたが、誘惑に負けたのか
俺が持ったままそのまま

はむっとストローをくわえた。

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設定タグ:呪術廻戦 , 狗巻棘 , 棘くん   
作品ジャンル:恋愛
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きむち - きゃぁぁぁ最高すぎます!更新頑張ってください^_^ (2022年2月25日 23時) (レス) @page37 id: fe9aceab05 (このIDを非表示/違反報告)
かさ - オリジナル表示になってますよ〜!これからも更新頑張ってください!! (2022年2月9日 12時) (レス) @page7 id: eca0b2c96c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かるぱす | 作成日時:2022年1月23日 18時

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