なにそれかわいい。

✳︎ ページ41

「ん？？！なにこれ？！
中身カルパスじゃん？！」

「おっ 大あたりだな！！」
「大はずれだよ！！！」

なんてやりとりをパンダとしている横で

「棘それそろそろ」「しゃけ」
「そのふたつ隣も」「しゃけ」

せっせとたこ焼きを焼いてくれている棘くん。

私がひっくり返したたこ焼きが横からみょーんとタコが飛び出したり
あれ？うまく返せない…とやっている間に火傷したりしたために早々に戦力外通告され。
パンダとふたり 食べる専門へ。


「ん？ゆきなにかけてんだ？」

「ん？ あごだし醤油」

「うめぇの？それ」

「美味しいよ！一口食べる？」
「おう」


「おかか」

「棘お前わざと鰹節のことおかかって言っただろ…さすがの俺らでもややこしいわ…」




ワイワイみんなでやるのが楽しくて楽しくて。



ついはしゃぎすぎた私はうとうとしだしてしまった。


「ゆき寝るなよ？運ばねぇからな？？」

「ん〜…」










「…寝たな」
「まじかよ…」
「こんぶ」


明日休みとはいえパンダの部屋に置いていくわけにもいかねぇし…と呟く真希に


「高菜、明太子？」


まだ8時だしゲームでもして待つ？
と聞くと

お、いいな 罰ゲームありな！
とパンダが乗っかった。


やるのは俺たちよりも前の先輩が置いていったのであろうパズルゲームだ。

地味に真希が強いやつ。
負けないけど。





.

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