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「そう、だね…なんかこう…変な人に付き纏われること、たしかに多かったかも」
「…変って？」
クズか？変態とか？
と 一瞬返答に困った私に助け舟みたいに付け足された言葉に
「こう…俺がついてなきゃダメなんだー！とか言って 付き合っても無いのに彼氏づらとか…」
「…おお…」
「告白断ったらストーカーになって付き纏われたり…」
「…ほん…」
「一目惚れしました！からの 君はそういうんじゃないはずだ！って理想押し付けられて趣味じゃないようなプレゼント押し付けられたりとか…」
「えぐくね？なんだそれ」
そら優しいってなるか…と 眉間に皺を寄せて呟く真希ちゃん。
でも、
「なんかこう、棘くんがなんか女の子慣れしてるようにみえて、」
「はあ？？
棘が女慣れしてる？？
思ったことねぇぞそんなん」
「こう…私が照れちゃうようなことさらっとして 私だけが照れてたり…」
「そういうのってあれじゃね？
相手が照れると自分は冷静になれたりすんだろ」
怖がってるやつとホラーみたらなんか冷静に見れて怖くないみたいな
と付け足され
それ一緒なの？ と思わずつっこんだ。
「私は へんな好意のもたれかたしかされたことないし
好きかも、って 自覚して あたためていけるのがはじめてだから
慣れてる、人なんだとしたら
こうしたらこうなるはず、みたいなことが頭にあったりするのかな、と思うと
なんかこう…複雑で…あーー、なんていうんだろ
？！わかんない…とにかく今はクラスメイト、仲のいいお友達、でいれるのが幸せって思う、」
自分たちの順番がきたので
なるほどなあ…
という返事だけがかえってきて
お会計待ちをした。
その間も真希ちゃんは何か考え込んでいるんようだったけど
お会計をし 袋詰めをし
外に出たところでやっと真希ちゃんが口を開いた。
「なんつーか そういう感情はいまいちわからねーけど。
…私らの立場は 明日もほんとに会えるかどうかわかんねーんだから
後悔だけはすんなよ？」
そういう真希ちゃんの手には重たいものばかり入った袋。
私の方にはお菓子とかの比較的軽いものが入っていて。
「…うん。
肝に銘じます。」
そう小さめに返しながら
「じゃ、後悔しないよーに
真希ちゃんのそうゆう優しいとこ、大好きだよ！！」
そう言って袋を持ってない方の腕にひっついた。
「アホか」
そう呟いた真希ちゃんは少し照れているのか視線は宙を泳いでいて
好きだなあ、って 思った。
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きむち - きゃぁぁぁ最高すぎます！更新頑張ってください^_^ (2022年2月25日 23時) (
レス) @page37 id: fe9aceab05 (このIDを非表示/違反報告)
かさ - オリジナル表示になってますよ〜!これからも更新頑張ってください!! (2022年2月9日 12時) (レス) @page7 id: eca0b2c96c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるぱす | 作成日時：2022年1月23日 18時
