検索窓
今日:10 hit、昨日:5 hit、合計:22,912 hit

✳︎ ページ36

「できたー!!!」

「こんぶ」



渡された分をやっとの思いでぬいおわり
高らかに任務完了!と言わんばかりに大きめに言った。


おつかれ、と言った棘くんが私の分のマグカップと自分の分を持って流しに行って洗ってくれていたのを見て

わわ!ありがと!!
と後ろを追いかける。


洗い終えた棘くんが手を拭きながら私の方をチラリと見ると
何かを考えているような顔からの少し眉間にク、と力が入るのがわかった。



…??
なんか嫌なことしちゃった??
へんなとこある?? 糸くず、とか??



腕を上げて見てみたり パーカー、スカート、と 視線をうつしてみたけれど
特におかしなとこはない。


「…?えーと?」


何…?と続けず に疑問符だけしめすと。


ぐい。



「…へ」


「めんたいこ。…おかか。」


私の着ているパーカーの胸元をめくるように掴みながらの否定…?


「…?に、にあってない…とか…?」

顔を顰めるほどに…???


困惑する私に片眉をあげた棘くんが
掴んだパーカーを脱ぐように促す。

脱ぐの…?
たしかに縫い終わったから着ている理由は特に無いんだけど…
と思いつつ 促されるまま脱いでいると
ぽちぽちとスマホになにかを打っている。



ブー、とスマホの通知。


…?棘くんから…?目の前にいるのに??
と思いつつスマホに目を落とすと

「たかな」


先教室行ってる、 と早口で言いながら棘くんが先に出て行ってしまった。






「っ…」






ー妬けるからいつまでも着てないでよ







と言う文字を見て 顔を真っ赤にして口をぱくぱくさせて放心した私は

そのあと教室に行くと真希ちゃんにおせえ!!と盛大にチョップをかまされることになるのだが

ほわほわしていて痛覚はどっかにいっており
「今ならパンダに投げ飛ばされてもいい」
とつぶやいて真希ちゃんにドン引かれた。







.

✳︎→←✳︎



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 狗巻棘 , 棘くん   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きむち - きゃぁぁぁ最高すぎます!更新頑張ってください^_^ (2022年2月25日 23時) (レス) @page37 id: fe9aceab05 (このIDを非表示/違反報告)
かさ - オリジナル表示になってますよ〜!これからも更新頑張ってください!! (2022年2月9日 12時) (レス) @page7 id: eca0b2c96c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かるぱす | 作成日時:2022年1月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。