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✳︎ ページ33

最初スタスタと歩いていた棘くんだったけど

途中で
はっ!足!怪我!
と気づいて
歩調を合わせてくれた。


大丈夫。そんなに痛くないよーと笑ってみせると
困ったように頭を撫でてくれた。





「たかな、すじこ?」


今日の任務、誰とだったの?

と言われ
先生に言われた説明をそのまま頭に思い浮かべて話した。


ああ、と 棘くんも会ったことがあるようで
それだけの説明でわかってくれた。




ちらっ




…ちらっ




何回もこちらを見てくる棘くん。
でも、何を言うでもなく。


「…」



無言で医務室まで歩いた。


いつもならたくさんお話するのにな

なんかいつもと雰囲気違うなぁ


でも
特に気まずい、という雰囲気ではなかったから
気にせず歩いた。

















--



「派手にやられたなぁ」

笑いながら硝子さんに反転術式をかけてもらい
医務室に置かせてもらっている自分のソーイングセットでその場で縫うことにした。


ついでにこれも

なんて 数枚白衣を押しつけて
ちょっと医務室頼むわーとどこかに行ってしまった。



なんかこういうことおおいな?



椅子に腰掛け 履いたままスカートを縫う。

棘くんは窓の方にいって外を眺めていた。

見ないように、かな?
と思うとちょっと心がほっこりした。










「でーきたっ」

私の声に振り向いた棘くんが


「こんぶ〜」


おつかれ〜と言いながら寄ってくる。

「まだ硝子さんのがあるんだけどねぇ」

と苦笑いしながら ちょっと休憩!と伸びをした。




「コーヒー飲むけど棘くんも飲む??」

といってもスティックコーヒーだけどさ〜
とといながらケトルのスイッチを押す。


「しゃけ!」


私の横に来てバラエティーパックのスティックコーヒーを見ながら種類を選ぶ。

うーーん。と真剣に悩んでるのがかわいい。
まつげながいなぁ…と じっと眺めていると


「たかな!!」

びしっ!
と1つ選んで これにする!と むん!と取り出す。


ふふっ と笑って

じゃあ私も同じやつにする!
というと同じものをもう一つ取り出してくれた。

「ありがとー。
私いつも目安のお湯より少なめ派なんだけど棘くんは??」

「しゃけ!」

にこにこして頷いてくれたので じゃあ同じ感じでいいねと話していたらお湯が沸いた。







.

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設定タグ:呪術廻戦 , 狗巻棘 , 棘くん   
作品ジャンル:恋愛
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きむち - きゃぁぁぁ最高すぎます!更新頑張ってください^_^ (2022年2月25日 23時) (レス) @page37 id: fe9aceab05 (このIDを非表示/違反報告)
かさ - オリジナル表示になってますよ〜!これからも更新頑張ってください!! (2022年2月9日 12時) (レス) @page7 id: eca0b2c96c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かるぱす | 作成日時:2022年1月23日 18時

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