なにそれかわいい。

✳︎ ページ19

次の日。


いつも通りに登校し 教室に入る。


あれ。棘くんまだきてないんだ、いつもはやいのに珍しいなぁ
とか思いつつ
真希ちゃんとパンダにおはよ〜 と声をかけながら席に着く。




パンダ「そういえばゆきってさ、」


「うん？」



パンダ「男が苦手なの？」

俺はパンダだから大丈夫なだけ？


と続けられ


「…へっ？」



と、
素っ頓狂な声をあげてしまった。





真希「あー、この間のナンパヤローの件からそうなんじゃねえかって話をこの間してて…」
「特にそういうんじゃないよ！軽い人が嫌なだけ！！
てかナンパヤローなんて誰でもできたら避けて通りたいでしょ！！」



変な誤解を！！！

パンダ「なーんだ。
つまり？苦手じゃないってこーとーは？」



え。なに？

真希ちゃんとパンダがにやにやしだした。


「え？ え？、
な、なに…？」



童謡する私を見てまだニヤニヤし続ける真希ちゃんとパンダにいらっときて


つい全力でパンダにアッパーをかましといた。




パンダ「なんで俺だけ？！」


「そこにパンダがいたからよ！！」





理不尽！！

と言うパンダの声をかき消すようにチャイムがなった。




あれ？？棘くんは？？

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