【完結】俺 を と き め か せ て み ろ【月永レオ】

【硬直】Part13 ページ15

貴方視点







レオ「……？『好みの女？』」



『そう！そうです！好きな女性のタイプとかありませんか！？』





どうやら、Knightsの防音室に珍しく来た月永先輩。他には、1番早く来た瀬名先輩だけ。


月永先輩は、私を不思議そうに見つめて「うーん」っと考える…。




レオ「！るかたん！」



泉「それただの弱愛。恋愛的に好みの女って意味じゃないの？」



おー、瀬名先輩が論破してますね。


有難いけど、ここは任せてほしい。



『甘えたがりの女の子…とか、色気満載？の女の子とか？？』


レオ「んー………わからん！難しいことは嫌いだ！」


『あ、ハイ』



ぽーんっと丸投げされてしまったら作戦の粘りようが無いじゃないか。
聞いてしまった自分も自分。



『とんだ恥をかいてしまった……』



………まぁ、別にいいや…()



レオ「〜♪」




月永先輩楽しそうだし、どうでも良くなってきた。



『先輩、私に曲見せてください』


レオ「いいぞ！俺のメロディは、みんなの望むメロディだから絶対気に入るぞ！」




笑顔を向けられたことに、ドキリと胸が高鳴る。心拍が、短に感じられる。



誤魔化すために、彼の曲(メロディ)に目を向けた。









………？









……この音程…。
Knightsには不向きすぎる曲。


Knightsが、かっこよくて王道感満載の曲としたら、こっちの彼の曲は………









『月永先輩、これって…………









恋愛ソングですか？』








レオ「……え？」








途端に、彼は作曲していた手を止まらせてギギギ……とロボットのようにゆっくり振り向く。

エメラルドの瞳がその紙を見た途端、さらに固まってしまったのだ。






＿＿【硬直】








＿＿＿＿＿＿＿


今日修業式と離任式がありました。

なんか、離任式で先生とお別れになった途端ですね。


いつめん(いつものメンバー)の5人のうちの3人が同時に泣き出してですね。


残りの私と、幼馴染みは「泣けない同盟」を築きました…←




分かります？泣ける時に泣けないと、逆に申し訳ない……()

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