【Knights】私の王子さま達は、私に執着しているようで【王国パロ】

5人の騎士様 はちわ ページ10

貴方視点



面倒事その2



多分………多分だけどね。
この人達、これからも絡んでくると思う。
今でも絡んできてろくなことが無いのに、これからもパーティーとかでこうなるのは嫌だ。

それだけは避けたいのだ。



凛月「王女様、顔色悪いよ……？」


嵐「あら、本当だわぁ…。具合悪いのかしら？」


司「疲れてるのでしょうか？」


レオ「ん〜？どれどれ！見せてみろ！」



そして、騎士様たちはこんなにスキンシップ激しいのか。そして優しいのか。

私の表情を察して、心配してくれるのは嬉しい。だけど、顔が近い。吐息がかかる程の近さ。


『っ……』


くるりん


『ふぁ』


泉「ほら、こっち向いて？俺が見てあげるよぉ。」


『め、眼鏡……』


ギュッと、後ろから私より大きくて暖かい身体が包まれると、くるりと方向転換。
ぐいっと顎を持ち上げられて泉王子の方へと向かされる。

私の瞳に白衣にメガネをかけてこっちをにこにこ見ている彼が写った。
メガネでもかっこいいとかふざけているのか。

っていうかいつ着替えた？


泉「なぁに？そんなに見て…


あ、もしかしてドキドキした？」


『っ、だ、誰が貴方にときめかなくてはならないのですか！？』


嘘、ちょっときゅんってした。
だって、こんなにかっこいい泉王子がいたらそこらの女子高生とやらは一発で仕留められるぐらいだろう。

こんなに近くにいて、ときめかないわけが無い。


泉「……ちぇ、王女様貰える手段のひとつだったんだけどなぁ……」


泉王子、キャラを保ちましょう。


レオ「こら！セナ！抜け駆けはダメだぞ！？」


凛月「セッちゃん……(ﾌﾟｸｰ」



彼ら2人は、泉王子に駆け寄って口々に文句を。


嵐「大丈夫だったかしら？泉ちゃん、最近頭思考回路が可笑しくなってるのよ」


司「お姉様！お怪我は？」



『だ、大丈夫です』


だから近いって。
この人達といたら、自分のペースを乱されてばかりで落ち着かない。ドキドキさせられっぱなしだ。






面倒事その2
これからも付きまとう可能性あり。


面倒事その3.
彼らはスキンシップが激しいので要注意。





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