3-AがGを倒す（ビビる）だけ【短編集】 (ページ6)

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【ヒーローの反撃】Part5 ページ6

No,視点

ずっと何も進歩しない3-A。
ただただ時が流れ、Gの菌が高まるだけ。

ずっと、彼らは教室前でこんな事をしていくのか…？

千秋「いや！！まだ終わってないぞ！！！」

3-A「！！！」

すると、流星隊隊長の守沢千秋が動き出した。彼は、廊下に走り出して行くではないか。
物凄いスピードで、彼は走っていく。

薫「……逃げた？」←

泉「さぁ。俺は、とっととあのゴミ(G)殺して中に入りたいんだけどぉ」

千秋も逃げたのか、それともこのGを倒すために駆け出したのか分からないが、現在は不在。

そこで泉は、千秋が来た時のためにGの様子確認で教室をちらっと覗いた。
相変わらずの見慣れた教室の筈なのに、どこか黒と貸している。

恐る恐る自らの席へと視線を向けた。

おや？Gの様子が………

└(┐┘ ˘ω˘ )┐…zzz

Gが動きを止めて寝ている！！！今が奴を倒すチャンスだ！！！

泉「！！！！ねぇ！今あいつ寝てる！今なら殺れるからぁ！！！！！」

いつにも増して、キラキラとした瞳で泉は、皆へと報告。
プライドの塊達は、このチャンスに喜んだ。

――しかし

薫「…誰が行くの？」

3-A「………()」←

こいつらビビりである

メンタルが100％中、恐らく彼らはGよりも低い5％程だろう。
だって、Gの方がたくましいのだから。←

起きた場合……と考えると震えがとまらないのだ。
もし方程式で例えるとこうであろう。

ビビりg＋プライド=ただのビビりである

チャンスが到来したところで誰かが立ち上がるなど…

千秋「待たせたな！！！正義のヒーローが来たぞ！！」

いた。自称「正義のヒーロー」が駆けつけたのだ。今、彼らの目にはとても逞しいヒーローが写っているだろう。

泉「ちあく！………ん、んんん？」

薫「もりっち、それ何？」

千秋「熱湯だ！熱湯をかけると、即死だそうだ！」＊衣更くんが教えてくれました

バケツを持って、中にはタプタプのお湯が詰まっている。正義のヒーローがこんなのでいいのか。
いいんだ。倒せばいいのだから。

千秋は、バケツを持っていざ教室へ……

つるっ……

バッシャーンっ！！！！

千秋「……」

3-A「…………………」

千秋が、先程の進撃のはすみんが落とした床掃除スプレーを踏んで見事に転んだ。

1番、かっこ悪い結末である。