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シブヤの噂 ページ8

「と言う事で乱数達もシンジュクに行くことになったぞ」
「寂雷に会うなんて嫌だけどよろしくね〜!」
「兄ちゃんは渡さないからな!」
「一兄にベタベタ触るなよな!」
互いの誤解が解けたと言ってもやはり相手の気に入らないところは気に入らないわけで中々に険悪だった。
「でも賑やかになって楽しいですよね」
何とか場を和ませようと凪が声をかけるも治安が悪くなっている以上浮かれていてはダメだと三郎に反論されてしまった。正論には誰も言い返すことが出来ずに場を沈めることはできなかった。
「シンジュクで新しい賭場探しだぜ!」
「帝統。賭場に行きすぎると鳥頭になってしまいますよ」
「そんな訳ねーだろ」
「いいえ、特に青髪で緑の上着を羽織っている男がなりやすいそうですよ」
「だから、そんな訳…って!それ俺じゃねーか!」
「嘘ですけど」
そりゃそうだろうな。と帝統がキレながらも取り敢えず麻天狼に会いに行こうと行って一二三の働くホストクラブに向かった。子供を連れてホストと言うのもいかがなものかと思うが許可は取ってあるらしい。
「やあ、皆んなよく来たね。先生と独歩くんはもう直ぐくると思うから待っててくれるかな」
「忙しいのに時間取ってもらってすんません」
「いや、大丈夫だよ。今は物騒な事件も多いからね。子猫ちゃん達も中々外に出づらいんだと思うよ」
「なるほど」
確かに今のシンジュクは物騒だね。と言いながら寂雷は席に座る。乱数は寂雷を見るなり嫌な顔をして舌を出していた。後ろの独歩は相変わらずジメジメしていた。そろそろ休んだ方が良いと思う。
「先生!」
「呼んでもらったのに遅くなってしまってすまないね」
「いや、大丈夫っすよ。寂雷さん」
「さて、話をしようか。シンジュクディビジョンの今の治安についてでしたね」
「乱数さん達も何か気になる事件があったら教えてください。」
シブヤディビジョンは帝統が知り合ったギャンブラーからの噂で聞いた話が翌日事実になったのだと言う。そのギャンブラーは黒いフードを被り素顔はよく見えず背丈は大きな方であり筋肉質な体つきではなかったそうだ。その噂というのが近々シブヤのどこかの小学校で集団の誘拐が起こされる。という噂だった。その男は最後に“我々異能力者がな”と言って去っていったそうだ。その時は気にも留めなかったそうだが翌日そのギャンブラーが言っていた通りに小学校の女の子達が集団で誘拐されたそうでそこから異能力者についてあれこれ調べていたそうだ。

シンジュクの噂→←未知なる事件



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蜜柑食堂(プロフ) - 蜜柑食堂と申します。なんだかいきなりログインできていない状態になりましてそのままログインできなくなったので別のアカウントで小説の続きを書く事にしました。少し面倒になるとは思いますが別のアカウントで続きを待機していただけると幸いです。一応書いときます。 (2月25日 21時) (レス) id: 34844023c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蜜柑食堂 | 作成日時:2024年1月30日 1時

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