未知なる事件 ページ7
情報収集や聞き込みをした事で新たに分かったことがある。まずシンジュクやシブヤ、ナゴヤにオオサカの治安までもが以前より急激に悪化していることが分かった。行方不明者の数が著しく増加し不審な者の目撃情報も少なくなかった。中でも特に治安が悪くなっていたのはヨコハマだ。行方不明者の数は国内で一番多い。武器による死者が出たことも報告されていた。イケブクロで不審な者を見たことがあるかと聞けばそれらしい者を公園で見かけたことがあるという情報がいくつも上がった。子供を狙った犯行だとするならば依頼者の娘が誘拐されたことに確実性が出る。しかしそれもまた裏を返せば生存率も低くなるということだ。
「それにしてもおかしい…」
「何がおかしいんだ?」
「これだけ事件が報告されているのに不審者の情報が圧倒的に少なすぎるんです」
「それだけ慎重に動いてるってことじゃねーの?」
「用心して動くにしても多少の情報は漏れるだろ。今回はそれ
「なるほど?」
「アミリアさんに聞いた事ですが最近来る様になったお客さんが何か一人で呟いてるって偶にその友人が来るらしいんですが次はイケブクロだ。とかが微かに聞こえてくるらしいです」
「!…それは本当か!」
「はい」
「一兄、ヨコハマに行って調査をすれば何か進展があるかもしれません」
「それはそうかもしれないが…いきなり今一番治安の悪い場所へ行くのは危なすぎる」
少し一郎が考え込んだみ凪にport harborでの話は最近のことか質問した。凪は違うと答え3日前にその友人が次はシンジュクだと言って去っていったと情報をくれた。それを聞いて行き先が決まった様で明日シンジュクへ三人に会いに行くことになった。
「凪、明日ここでまってるからな」
「一兄が誘ってやってるんだ。遅れてきたら承知しないからな!」
「寝坊すんじゃねーぞ」
「分かりました」
一郎のポケットが音を立てて揺れる。誰かから着信が来た様だ。一郎が一度断りを入れて通話ボタンを押す。スマホから聞こえたのは嫌というほど明るい声だった。
「イッチロー!元気?」
「乱数か?どうかしたのか?」
「それがね〜イチローは異能力者の噂って聞いたことある?」
「アァ、今その噂が事実になるかもしれない依頼をしてるんだ。」
「それなら話は早いね!異能力者について何か分かったら僕にも教えて欲しいな〜!」
「それならいい方法があるぞ」
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蜜柑食堂(プロフ) - 蜜柑食堂と申します。なんだかいきなりログインできていない状態になりましてそのままログインできなくなったので別のアカウントで小説の続きを書く事にしました。少し面倒になるとは思いますが別のアカウントで続きを待機していただけると幸いです。一応書いときます。 (2月25日 21時) (レス) id: 34844023c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蜜柑食堂 | 作成日時:2024年1月30日 1時