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「ヨコハマで武器による殺害事件が起きている事は知っていましたがオオサカでも起きているなんて聞いた事ないですよ」
それを聞いた与謝野はなるほどと頷いた。与謝野によればオオサカの住民は皆知っているらしい。比較的治安の良い場所でないとこれ以上荒れてしまっては困るという事で外部への情報の流出がないようにオオサカの警察機関が書類のデータを書き換えたらしい。因みにこれは乱歩の入れ知恵である。
「明日オオサカに行くけど一緒に着いてくるかい?」
三郎達は犯人を突き止める為にも与謝野に着いていくのは良い策だと考えその誘いを受ける事にした。その返事を聞けばどこかに連絡しようとしたのかスマホを取り出した。ワンコールすれば繋がり三郎や乱数は与謝野は余程信頼性の高い人物なのだと思った。
「音夫。明日オオサカに来てくれないかい?少し人を連れる事になってねェ。ナゴヤにいる敦と鏡花も合流させようと思ってるんだけどもしもの時に居てくれると嬉しいんだよ」
音夫という相手は端的に良いですよと言って与謝野の誘いを受けた。とても落ち着いた声色で冷静な人なのだろうと思った。与謝野は集合場所を伝え次の相手へと電話をかけた。先ほど言っていた敦と鏡花だろう。そちらの方も許可がおりたのかスマホをしまった。
「じゃあ今日は一旦帰ろうかねェ。明日オオサカで待ってるよ」
与謝野はそう言って出て行ってしまった。一郎達も良い時間だし帰ろうという話になっていて明日良い情報が手に入る事を信じてその場を後にした。因みに凪は山田家に泊まるそうだ。


「全く与謝野女医も人使いが荒いですね」
音夫はオオサカへ向かう準備をしていた。任務の手伝いに行くだけなのだから準備も何も無いだろうがなんせこの世の中異能力者は恐ろしい都市伝説だ。そうで無い事を知っている政府の上層部がディビジョンを跨ぐ際に警備をしている。異能力者は『異能力者証明証』を持っていなければディビジョンを跨ぐことすらできない。これで3日間のみヨコハマ外に行けるのだ。これを持たずに他ディビジョンへ行こうとすると速攻で牢屋行きだ。そして『異能開業許可社員証』という物を持っていれば五日間ヨコハマ外に行くことが出来るようになる。その代わり仕事以外で使ってはいけない。仕事以外で使った場合終身刑など刑が重くなるなどの決まりがついている。異能力者は色々大変なのだ。少しの遠出でも沢山の準備がいる。
「これで良いかな。明日は早いだろうし早く寝よう」

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蜜柑食堂(プロフ) - 蜜柑食堂と申します。なんだかいきなりログインできていない状態になりましてそのままログインできなくなったので別のアカウントで小説の続きを書く事にしました。少し面倒になるとは思いますが別のアカウントで続きを待機していただけると幸いです。一応書いときます。 (2月25日 21時) (レス) id: 34844023c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蜜柑食堂 | 作成日時:2024年1月30日 1時

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