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【A side】
鬼
「は…春の呼吸、だと!?そんな、そんな呼吸の使い手は聞いたことが――」
時透 A
「ええ、当然よ。
…おめでとう、鬼さん。私が今生み出したこの呼吸――春の呼吸で討伐されるはじめての鬼よ、貴方」
鬼
「な…何だと!?ふ、ふざけっ――」
ぐしゅ
言葉を遮るように鬼の硬い頭を踏む。
時透 A
「ふざけてるのはそっちでしょ?もういいからさ、早く地獄に行ってくれないかな」
そこで鬼はようやく気づいた
既に自分の頸が斬られていることに―――。
鬼
「く…くそ!覚えてろ―――!!」
ハラハラと鬼の身体が散っていく。
いつもは感じる切なさすらも、今日ばかりは感じなかった。
時透 A
「覚えてろって言われたって…何を覚えとけってのよ。もう死んでるくせに」
そして笑顔で言った
時透 A
「さよなら。もう二度と産まれてこないで」
そして鬼が完全に消え、と同時に私の身体がぐらりと傾く。
?? ???
「Aっ!!」
慌てて誰かに支えられる。
…カナエだった
時透 A
「カナ、エ…?何でここに」
胡蝶 カナエ
「あなたの同期の山田くんって子が、「Aが具合悪そうだった」って教えてくれて…
しのぶがカラスに薬を持っていかせようとしてたんだけど、ちょうど非番だったし、Aのこと心配だし、弟君達にも会ってみたかったから、私が持ってきたの」
そういいカナエが袋を見せる。
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るるっち(プロフ) - 優衣さん» コメントありがとうございます!あの話はとても楽しみながら書いた覚えがあります笑 (9月15日 13時) (レス) id: ef030e36e0 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 夢主ちゃんのドッキリがすごく面白かったです❗ (8月28日 11時) (レス) id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
紬(プロフ) - はい!!!!そんなこと言っていただき光栄です//////めっちゃありがとうございます。 (7月1日 6時) (レス) id: c9acf0ff51 (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - 紬さん» そうなんですかね。コメントって貰えたら貰えるだけ嬉しいものですし、私としてはなるべくその思いをお返ししたいと思ってます。しかし、こうして褒めて貰えると嬉しいものですね。こちらこそありがとうございます。 (6月30日 20時) (レス) id: ef030e36e0 (このIDを非表示/違反報告)
紬(プロフ) - おーーーー!それは素晴らしいですね。返信できる人ってなかなかいませんよ///本当にいろんな意味でありがとうございます。 (6月29日 16時) (レス) id: 3716f5de4e (このIDを非表示/違反報告)
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